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公務員クビ!論 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 2008/02/12 |
JAN | 9784022731968 |
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公務員クビ!論
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3.6
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著者は、一種国家公務員から、地方公務員を経て、現在では公立大学准教授という筋金入りの公務員。だから言っていることがアマイ、アマイ。「公務員といえども将来は安泰でない」という主張など、今や当然、全く目新しくなどない。法的論拠を持って、「将来といわず、すぐにでも赤字自治体の公務員のボ...
著者は、一種国家公務員から、地方公務員を経て、現在では公立大学准教授という筋金入りの公務員。だから言っていることがアマイ、アマイ。「公務員といえども将来は安泰でない」という主張など、今や当然、全く目新しくなどない。法的論拠を持って、「将来といわず、すぐにでも赤字自治体の公務員のボーナスや給料はカットすべきだろう」などと主張してくれないと、読むだけ無駄な本といわざるを得ない。「官民一致」や「公務は効率とは馴染まない」などという主張は、全くピンとはずれ。
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2008年刊。県庁管理職、市役所職員、旧労働省本省、国の出先機関での職歴を持つ著者(現在は大学教員)が、公務員制度の是非・長短を、官民の等距離から解説し(が、民間企業の就業経験はなさそうで等距離かは?)、公務員の実感を把握するのに良。公務員全員が悪人でなく、本書にある良き公務員がいるのも間違いなかろう。加えて、過剰な公務員叩きが教師へのモンペを生み出したのと同様の弊害を招く点も苦笑しつつも首肯。他方、公務が効率性と非整合的・単年度予算制等効率性を阻害するシステムが存在する点は否定しないが、弁解じみている。 備忘録。①処方箋の一つとして、官民の流動化。②地方への権限委譲・地方間競争の促進は総務省(旧自治省)の財務対抗策の一つ。③あまり知られていないが、総務省若手の副知事出向は財務省の税務署長と同様の「若殿研修」。著者の経験でも他省庁の自治体出向ポストは軽量化・廃止の方向だが、自治省出向ポストは維持。④倒産は無理としても、退職等で職員の緊張感を一定程度維持する必要がある。⑤公務は多様な利害を持つステークホルダーがおり、利益追求のみの民間企業とは異なり、調整が困難で、舵取りが難しい。 ⑥優秀な企画部門、人事・政策立案にいる公務員を前面に。説明能力の付与によるスーパー公務員の養成。⑦強すぎる年功序列賃金制度の緩和。職能給の拡充。足高の制?。
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日経夕刊の書評を見て思わず買ってしまいました。 不祥事を起こす官僚、年金問題を抱える社保庁などのせいで、何かとイメージのよくない公務員ですが、よくよく考えてみるとその中身は多様で、一括りで論ずるのはおかしいというのがよくわかります。 公務員畑を歩んできた筆者の分析により問...
日経夕刊の書評を見て思わず買ってしまいました。 不祥事を起こす官僚、年金問題を抱える社保庁などのせいで、何かとイメージのよくない公務員ですが、よくよく考えてみるとその中身は多様で、一括りで論ずるのはおかしいというのがよくわかります。 公務員畑を歩んできた筆者の分析により問題点は、その辺りのコメンテイターが述べるよりもよっぽど適格に捉えているように感じます。が、対策については歯切れが悪いところもあり、世間のバッシングをドラスティックな案として置き去りにするだけで終わっており、公務員体質が垣間見えた気がしたのが残念です。 メディアによる一方的な公務員否定論を感じる方は是非読んでみることをお勧めします。
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