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大人の友情 朝日文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 2008/02/28 |
JAN | 9784022644329 |
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大人の友情
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商品レビュー
3.7
26件のお客様レビュー
"お返しと「感謝の心」"の章が印象に残った。 ブータンの友人の十七年後のお返しの話には驚いた。極端ではあるが、これもまた心の関係の構築の立派な一例であるといえるだろう。 友情というのは、友達のみにとどまらず、親子や夫婦、上司と部下などあらゆる人間関係において発...
"お返しと「感謝の心」"の章が印象に残った。 ブータンの友人の十七年後のお返しの話には驚いた。極端ではあるが、これもまた心の関係の構築の立派な一例であるといえるだろう。 友情というのは、友達のみにとどまらず、親子や夫婦、上司と部下などあらゆる人間関係において発生しうるものであること、 そして友情が基盤にあることで豊かな関係を構築できることを知った。
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河合さんの他の本の書いてある友情に関する話題を、集大成したような本。 今でこそ、欧米などでは、LGBTQであることで人権が阻害されないようにするのが常識化しているが、2005年にして同性愛のことが書いてあるのにびっくり。 『 同性愛の場合の方が、男役と女役ということが決まっている...
河合さんの他の本の書いてある友情に関する話題を、集大成したような本。 今でこそ、欧米などでは、LGBTQであることで人権が阻害されないようにするのが常識化しているが、2005年にして同性愛のことが書いてあるのにびっくり。 『 同性愛の場合の方が、男役と女役ということが決まっているので、かえって、昔にあった「男女の愛」による安らぎを感じやすい』 など、心理臨床家として同性愛を擁護する発言もある。
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河合隼雄(1928~2007年)氏は、京大理学部卒、UCLA留学を経て、スイスのユング研究所で日本人として初めて、ユング派分析家の資格を取得し、国内外におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献した。天理大学教授、京大教授・教育学部長・名誉教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁...
河合隼雄(1928~2007年)氏は、京大理学部卒、UCLA留学を経て、スイスのユング研究所で日本人として初めて、ユング派分析家の資格を取得し、国内外におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献した。天理大学教授、京大教授・教育学部長・名誉教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官等を歴任。また、日本心理臨床学会理事長、日本箱庭療法学会理事長・会長、日本臨床心理士会会長、中央教育審議会委員、教育改革国民会議委員、文部科学省顧問等を務める。紫綬褒章受章、朝日賞受賞、文化功労者顕彰、正四位瑞宝重光章受章。 本書は2005年に出版、2008年に文庫化された。 本書は、大人の人間関係の背後にある、いろいろな「友情」について綴った、エッセイ風の文章をまとめたもので、テーマ(章立て)は以下である。「友だちが欲しい」、「友情を支えるもの」、「男女間に友情は成立するか」、「友人の出世を喜べるか」、「友人の死」、「「つきあい」は難しい」、「碁がたき・ポンユー」、「裏切り」、「友情と同性愛」、「茶呑み友だち」、「友情と贈りもの」、「境界を超える友情」。 私はアラ還の会社員だが、人生後半に向けて、仕事とは切り離された人間関係について考えることも多くなり、新古書店で本書を偶々目にし、手に取った。 一通りページを繰った読後感は、正直なところ、少々すっきりしない、物足りなさの残るものであった。個々のテーマは興味深いものが多かったのだが、一世代(以上)離れた著者との、実体験としての人間関係やその捉え方は結構異なるし、また、言い回しが多分に慎重なこともあってか、特段の具体的な示唆が得られたという感覚は、残念ながら持てなかった。(尚、読了後、以前読んだ著者の『こころの処方箋』をパラパラとめくってみたのだが、その冒頭に「人の心がいかにわからないかということを、確信をもって知っているところが、(臨床心理学の)専門家の特徴である。・・・簡単に判断を下さず、人の心というものはどんな動きをするのか、わかるはずがないという態度で他人に接しているのである。」と書かれており、そのような基本スタンスが、文章の歯切れをも鈍らせているのかも知れないと思った) それでも、「友情」とは何か、ということについて印象に残った記述はあり、それは次のようなものである。 「世間の評価とか、利害と関係なく、お互いに「存在を認め合っている」・・・お互いに共有するものを確かめあいながら、その存在を認めあう・・・友情を支える互いに共有するものが、目的や理想でないとすると、それは「生きていること」とでも言いたくなってくる。「お前も生きているのか、俺も」と言いたいような感じ。「お互い、生きててよかったな」という・・・」 私は幸いなことに、50歳を過ぎて、「お互いに共有するものを確かめあいながら、その存在を認めあう」竹馬の友たちに再会し、親交を深めているが、今後も彼らと「生きていること」を共有しながら、年を重ねて行きたいと思う次第である。 (2022年12月了)
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