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大聖堂 村上春樹翻訳ライブラリー
定価 ¥1,650
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2007/03/10 |
| JAN | 9784124035025 |
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大聖堂
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大聖堂
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商品レビュー
4.4
62件のお客様レビュー
パートナーであるテス・ギャラガーの序文によって、レイモンド・カーヴァー作品の魅力が一層鮮やかになった。米国には短い出張で幾つかの街を訪れただけだが、ボストンやデトロイトで強烈に感じたのは、いわゆる中間層の存在。仕事で普段やり取りしているいわばホワイトカラーとは異なる価値観を持って...
パートナーであるテス・ギャラガーの序文によって、レイモンド・カーヴァー作品の魅力が一層鮮やかになった。米国には短い出張で幾つかの街を訪れただけだが、ボストンやデトロイトで強烈に感じたのは、いわゆる中間層の存在。仕事で普段やり取りしているいわばホワイトカラーとは異なる価値観を持っていそうな層こそ、米国民の大きな部分を占めていることに気付かされた。何か野心があったり、大成功を夢見ているわけではない彼らの日々が、淡々と、尊厳を持って描写されていることに、私は強く惹かれる。 羽根 不機嫌な妻を連れて同僚夫妻の家を訪れる ささやかだけど役に立つこと 交通事故とパン屋 ぼくが電話をかけている場所 アル中構成施設
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ちっぽけな人々の日常生活の鬱屈と恩寵の瞬間。 読んですぐにはぴんとこない作品も多かったが、「大聖堂」はみごとだった。
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「彼は火をおこすのだけど、まずいことが起こる。枝につもった雪がどさっと落ちてきて火を消してしまうのだ。一方、気温はどんどん下がっていく。夜が近づいている。」 この作家の通底する温度とか匂いみたいなものが、この描写に詰まってる気がした。 世界は否応なく、僕らの人生を終わらせていく...
「彼は火をおこすのだけど、まずいことが起こる。枝につもった雪がどさっと落ちてきて火を消してしまうのだ。一方、気温はどんどん下がっていく。夜が近づいている。」 この作家の通底する温度とか匂いみたいなものが、この描写に詰まってる気がした。 世界は否応なく、僕らの人生を終わらせていく。厭世的にみれば、それは人間個人の無力さの顕然だ。でも、ある部分が終わるという転換は、ある種の赦しであり得る。僕らは時間をかけて何かを諦めて、現在に属するものを過去にする。その先に何があるのかはまだ見えないのだけど、完全な諦めとは解放であり、赦しなのだと思う。そんな感覚がこの短編集で触知できた。 そして、そんな過程の中に人匙の温もりがある。例えそれはすぐ拡散して、冷めるのだとしても、確かにある。 僕は、何かいいことがあると、その揺り戻しを想像してしんどくなる。 でも、そこに強張る必要はない。
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