1,800円以上の注文で送料無料

狼と香辛料(Ⅶ) Side Colors 電撃文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

狼と香辛料(Ⅶ) Side Colors 電撃文庫

支倉凍砂【著】

追加する に追加する

狼と香辛料(Ⅶ) Side Colors 電撃文庫

定価 ¥605

220 定価より385円(63%)おトク

獲得ポイント2P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/26(火)~12/1(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メディアワークス/角川グループパブリッシング
発売年月日 2008/02/07
JAN 9784840241694

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/26(火)~12/1(日)

狼と香辛料(Ⅶ)

¥220

商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/06/06

味のある短編と中編

シリーズ初の短編集(中編1+短編2)。なかなか味のある作品が並んでいる。 【少年と少女と白い花】 最初の作品が全体の半分を越える中編ながらロレンスが全く登場しないのが特徴的。ホロの過去編である。ふと知り合った少年と少女の「愛のキューピッド」になる話だが、これが何とも大仕掛...

シリーズ初の短編集(中編1+短編2)。なかなか味のある作品が並んでいる。 【少年と少女と白い花】 最初の作品が全体の半分を越える中編ながらロレンスが全く登場しないのが特徴的。ホロの過去編である。ふと知り合った少年と少女の「愛のキューピッド」になる話だが、これが何とも大仕掛け。狼だけが森の主じゃないんだなぁ、といったことも盛り込みつつ、旺盛に“吊り橋効果”を狙うホロのとんだ意地悪である。ただ、何とも覚束ない2人に対して、その覚悟を問い、試練を与え、これからも手を携えて共に歩むための勇気と信頼と愛情を確認したようにも見えるところがニクい。あまりにも無知で幼い2人の行く末をホロならずとも応援したくなる顛末である。 【林檎の赤、空の青】 食い意地の張ったホロに始まり、両替して買い物して“女の武器”で値引きして、最後に仕入れと販売のちょっとした小ネタを盛り込んだ小品。ストーリーよりも会話の妙を楽しむ内容である。ホロと両替商ワイズの掛け合い漫才に心穏やかでないロレンスが相変わらず面白い。これに限らずウィットに富んだやり取りが随所で見られる。 【狼と琥珀の憂鬱】 ホロ視点の破壊力は予想以上に凄まじい。体調不良のためなのか、それともノーラと仲良くするロレンスを目の前で見たためなのか、普段以上に余裕を失ったホロの心情が皮肉とともにキュンキュン描かれている。200を越す齢の落ち着きはどこへ?という乙女心が炸裂して悶絶必至のヤバさを呈している。同性ならではの心の機微を察し合う言葉の応酬(と、なんにも気付かないニブチンなロレンス)に続く最後の独白では「おいおい、そこまで想いがはっきりしてるのかい?」という“静かなる爆発”をたった1行で示している。本編でもたまに入れてほしいなぁ、ホロ視点。

DSK

2022/03/15

狼と香辛料シリーズの七巻は短編集。初めてホロ視点で話が展開する「狼と琥珀色の憂鬱」など中短編、計3編の構成になっています。 語るべくはやはり「狼と琥珀色の憂鬱」 時系列的には2巻の直後。羊飼いの少女・ノーラとなんとなくいい雰囲気のロレンスに対し、ホロが抱いた感情とは? いつも...

狼と香辛料シリーズの七巻は短編集。初めてホロ視点で話が展開する「狼と琥珀色の憂鬱」など中短編、計3編の構成になっています。 語るべくはやはり「狼と琥珀色の憂鬱」 時系列的には2巻の直後。羊飼いの少女・ノーラとなんとなくいい雰囲気のロレンスに対し、ホロが抱いた感情とは? いつもロレンスを翻弄し笑っているのがホロに対するイメージですが、その見方がちょっと変わる一編。神様・精霊、そんな人ならざるホロの人間らしさ、さらに言うなら女の子らしさがこれでもか、とさく裂します。 ロレンスはロレンスでいつもホロに心を乱されていますが、ホロもホロで意外と心の中はひっちゃかめっちゃかでした(笑) 天然の恐ろしさというべきか、惚れたものの弱さというべきか。 まあこの二人の場合は、両方が両方とも弱いという印象になるけれど。 「少年と少女と白い花」は、ホロがロレンスと出会う前のエピソード。 一人の少年を軸にまだ見ぬ世界への冒険、初恋、恐怖と勇気などが描かれます。全体的に瑞々しい印象があって、どこか児童文学を思わせる懐かしい雰囲気がありました。 そうなるとホロの部分だけがなんとも刺激が強い。耽美な雰囲気になるところもあって、ちょっとどぎまぎしてしまった。少年に対してうらやましいような、同情してしまうような不思議な感情になりました。やや中途半端に終わった印象があるから、後日談があったらうれしいなと思います。 「林檎の赤、空の青」は1巻直後のエピソード。この話は狼と香辛料シリーズらしく、商人同士の心理戦や駆け引きが面白かった。ホロという美女の存在をこれでもかと利用するあたり、ロレンスという商人の抜け目のなさを改めて感じます。 ロレンスがホロの心理を推察する場面は、シリーズの中でちょくちょく見られたけれど、この巻で彼女の心理が明確に描かれたことで、よりシリーズの読み方が深まりそうな気がします。せいぜい最終巻まで面倒くさく、イチャイチャしてくれ、という感じです。

Posted by ブクログ

2021/12/24

今回は短編集です。 第一話「少年と少女と白い花」は、ロレンスに出会う前のホロをえがいたエピソードで、領主の死にともなって住んでいた家を追い出されることになったクラスという少年と、アリエスというなぞめいた美少女の旅に、ロレンスが加わることになります。 第二話と第三話は、本編のサ...

今回は短編集です。 第一話「少年と少女と白い花」は、ロレンスに出会う前のホロをえがいたエピソードで、領主の死にともなって住んでいた家を追い出されることになったクラスという少年と、アリエスというなぞめいた美少女の旅に、ロレンスが加わることになります。 第二話と第三話は、本編のサイド・ストーリーです。旅の疲れからなのか寝込んでしまったホロを、ロレンスが介抱する話では、ややデレ成分が強めのホロがえがかれています。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品