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むかしのはなし 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2008/02/06 |
JAN | 9784344410954 |
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商品レビュー
3.4
257件のお客様レビュー
やっぱ三浦しをんさんの作品好きだなぁ。 昔話を題材にして今風にオマージュされた作品だった。 読解力の乏しいわたしには理解しきれないのもあったけど、最後の地球滅亡のやつとかは中篇になってて面白かった。 自分だったらどうするかなぁとか、自分の価値観を超えて想像もできない展開を楽しんで...
やっぱ三浦しをんさんの作品好きだなぁ。 昔話を題材にして今風にオマージュされた作品だった。 読解力の乏しいわたしには理解しきれないのもあったけど、最後の地球滅亡のやつとかは中篇になってて面白かった。 自分だったらどうするかなぁとか、自分の価値観を超えて想像もできない展開を楽しんで読めた。 もっかい読んだら理解出来るところもあるんかな。
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一つ一つの短編がリンクしていたり伏線がはられていたりするので読み進めていくのがおもしろい。 切なさ、やるせなさを感じる物語の中の「花」は唯一読了後に違う感情を抱いた。 元となる昔話と一致する要素を見つけるのもまた楽しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三浦氏の小説は久しぶりです。『まほろ駅前多田便利軒』を読んで以来。あれは子どもが生まれる前後だったか。ざっと20年ぶりであります。 ・・・ 本作は昔話にちなんだ短編集。 「ラブレス」「ロケットの思い出」「ディスタンス」「入江は緑」「たどりつくまで」「花」「懐かしき川べりの街の物語せよ」の計7篇。最後の一篇が101頁の中篇で後は短篇。 そのうち「入江は緑」以降の4篇は連作となっています。ただ言葉の端々から他もモチーフが関連しているようにも見えます。 ・・・ 内容ですが、いやあ、どれも面白かった! で、ふと思ったのは伊坂幸太郎氏の作品に似ている?ということ。これは、「入江は緑」以降特に、地球滅亡(隕石が数か月後に衝突する)という筋が通底しており、それを受けての人間ドラマが各篇で独立して描かれており、伊坂氏の『終末のフール』を彷彿とさせるところがあったことが大きいかと思います。 また、泥棒の半生を独白形式で描く「ロケットの思い出」のシュールな設定(犬との思い出、変態同級生の部屋に泥棒で入ってしまった事等)や軽妙な語りもまた、伊坂氏の『ラッシュライフ』を思わせるところもありました。 ・・・ 他方、ノワールなものも才能ありますね。ただキレイに仕上げる方です。 冒頭作の「ラブレス」はホストが知らずにヤクザの女に手を出し、殺される間際にケータイからダイイングメッセージを打っている話ですし、「ディスタンス」は叔父に恋をしてしまった女子高生が、離れてしまった叔父の心に気づかず、熱く思いを語るもの。 こうしてみると中村文則氏の作品にも似てるかもって思い始めますが、「最近読んだものにメッチャ引っ張られてるだけじゃん」と気づきました。ブルブルブル。 改めて彼女の特徴を考えると、三浦氏の本作を読んでいて感じるのは、「癖のなさ」「平明さ」のようなもの。 どれもさっぱりとスラスラと読めるのです。ホストの話「ラブレス」はノワールというよりどこかコミカルさを感じますし、近親相姦を描く「ディスタンス」もグロくなく、さっぱりと描くのです。 これは彼女ならでは、と感じた次第です。 ・・・ ということで、ほぼ初めましてというくらい久しぶりな三浦氏の作品でした。 他の作品も徐々に渉猟してまいりたいと思います。
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