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思考するカンパニー 欲望の大量生産から利他的モデルへ
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思考するカンパニー 欲望の大量生産から利他的モデルへ

熊野英介【著】

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思考するカンパニー 欲望の大量生産から利他的モデルへ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎メディアコンサルティング/幻冬舎
発売年月日 2008/02/04
JAN 9784344996113

思考するカンパニー

¥385

商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2013/07/28

http://www.gentosha-mc.com/product/p89.html , http://amita.weblogs.jp/blog/

Posted by ブクログ

2013/01/31

一度目は流し読み。 アミタという会社に興味をもったのがきっかけ。 明瞭に書かれていて大変読みやすかった。 こんなにも物事を考えて、確固たる理念をもって 経営されているトップがいるからこそ、 アミタという会社は外部からみても魅力的にみえるのだと確信した。 もういちど読み直す予定...

一度目は流し読み。 アミタという会社に興味をもったのがきっかけ。 明瞭に書かれていて大変読みやすかった。 こんなにも物事を考えて、確固たる理念をもって 経営されているトップがいるからこそ、 アミタという会社は外部からみても魅力的にみえるのだと確信した。 もういちど読み直す予定。

Posted by ブクログ

2011/02/08

かつてこれほどまでに真摯に、日本を取り巻く諸問題に対して考察した経営者がいたでしょうか。アミタ株式会社熊野社長の「利他モデル」に至るまでの思考がまとめられた、崇高な一冊です。 欲望の世紀―20世紀に日本のみならず世界を席巻した資本主義という名の利己主義は、2009年現在、その...

かつてこれほどまでに真摯に、日本を取り巻く諸問題に対して考察した経営者がいたでしょうか。アミタ株式会社熊野社長の「利他モデル」に至るまでの思考がまとめられた、崇高な一冊です。 欲望の世紀―20世紀に日本のみならず世界を席巻した資本主義という名の利己主義は、2009年現在、その姿が限界を迎えていることが明らかになっています。金本位制を放棄したドルは金融資本主義という怪物を生み出し、地球3個分が買えるほどの巨額なマネーがアメリカから途上国までを席巻して自壊していきました。金融の仕組みは、通貨という労働価値への評価基準を導入し、そこから利子を得るビジネスモデルであるために相対的に強者と弱者を生み出さざるを得ません。 たとえば100人の村がありました。村人たちはそれぞれ利他的に助け合えば、のどかに暮らすことができます。そこに金融家がやってきて通貨という労働価値を計る基準を導入し、それぞれに100円ずつ配りました。村には10000円の通貨が流通します。ある農作物に対しては1円、家を建ててくれたら10円、という形で、労働価値を客観的に計ることができて、村人たちはとても便利だと喜びました。 ただ、金融家は「100円は与えたものではなく貸したものなので翌年には110円にして返してくれ」と言い、村人たちも便利になったので受け入れました。これが利子の仕組みですね。ただ、村には10000円分の通貨しかありません。50人が110円を確保すれば、残りの50人は90円しか確保できません。ある1人が200円確保すれば、10人が自動的に90円しか確保できなくなります。金融家は90円しか持っていない人に対して持家を取り上げたり利子を上げたりして、とにかく自分の不利益にならないようにします。 つまり、金融資本主義という仕組みそのものがゼロサムで弱者を生産していく宿命にあり、それを通貨の総量=インフレでごまかしてきたのがこれまでの歴史なのです。いつしか人々はこの通貨をたくさん集めるために働くようになり、利己的に生きるようになってしまいました。その結果争いは絶えず、強い者が弱い者を叩く構図が出来上がったわけです。 本来、江戸時代までの日本人は、利他的に暮らしていました。農作業などは村が総出ですべての村人の畑を共同で耕したり、士農工商の仕組みも基本的には役割分担であり、それぞれが自らのコミュニティを守るために働いていました。この600年におよぶ封建制度こそが日本人のメンタリティを形成する重要な価値観であり、利他的に生きることこそが日本人としてのアイデンティティを保つことができる唯一の方法なのです。 たかだか100年あまりの金融資本主義の影響によって、日本は工業化と高度成長を実現し、世界第二の先進国として君臨するようになりました。それによって国民は幸福になっているのでしょうか?資本主義を超える新しい価値観について、我々は考えるべきタイミングに来ているのではないでしょうか。私はこの熊野さんの「利他的モデル」を支持します。

Posted by ブクログ

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