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ポル・ポト ある悪夢の歴史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2008/02/02 |
| JAN | 9784560026274 |

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ポル・ポト
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
少し前に読了。 読み終えても、クメール・ルージュやポル・ポトについて実感をもってわかったことが少ない気がした。というのは語弊があって、200ページにわたる注釈にあるように、詳細に、そして執念も感じるほどにポル・ポトを中心としたクメール・ルージュとカンボジアが描かれている。これほど...
少し前に読了。 読み終えても、クメール・ルージュやポル・ポトについて実感をもってわかったことが少ない気がした。というのは語弊があって、200ページにわたる注釈にあるように、詳細に、そして執念も感じるほどにポル・ポトを中心としたクメール・ルージュとカンボジアが描かれている。これほどにこの人物を丹念に追った書籍は他にないのではないだろうかと思う。クメール・ルージュの行ったことは今も世間の関心の的にあって、この当時を扱った研究論文も出されているけれども、それはこの中枢にいた人物たちに関するものではない(現地の人々の営みを数値などで解釈し直したものが多い)。当事者らが軒並み死去していることもあり、今後これ以上明らかになることというのはほとんど出てこないのではないか。 それではなぜこの本を読んでもわかることが少ないかというと、読んだ後に「で、これはなぜ起きてしまったのか?」という呆然とした感じが拭えない感じがしたからかもしれない。これもきっと事実、これもきっとそう、それなのに、なぜこんなことが起きてしまったんだ?ということへの手触りがない。しかしそれを含めて、この出来事の事実なのかもしれない。とまとめてしまうには悲惨なことが起きたわけで、その辺りへのやるせなさの行き場がないように感じる。 わかりやすく理由や結果を知りたい人には不向き、しかしそれも含めて現実らしさがある。わからないということがわかる。 個別の描写では、中国との当時のやり取りや、ベトナムとの関係が興味深かった。当時の国際情勢に興味がある人にもおすすめできるかもしれない。 なお、あとがきに訳者がまとめているように、著者は「なぜ歴史的に類を見ない蛮行が行われたのか」という問いに対し、いくつかの例を挙げて「カンボジア(人)の国民性」によるものだと言い切る。それは冒頭から断続的に言及される。しかしその部分は非常にこじつけのようであるだけでなく、人種や国民という区別によって語ってはならない事柄のように思う。その他の記述は詳細に事実を積み上げて書かれていると思われるだけに、この点はとても残念であった。しかしながら、これだけの大著を書き上げても、この「なぜ」にたどり着くことができなかった時には、推論であっても何かあり得る説明を欲してしまう気持ちもわかる気がした。 注釈は詳細であるだけでなく、そこにつけられたコメントも興味深いものがある。 訳には漢字や年代の間違いが見受けられた。訳者ではなく、編集で確認できた内容と思われる。 なんとなく写影のカバーを外して読んでいたが、本を読んだ結果このポル・ポトの写真の表情が意味するところは大きいのだろうと思い直して、現在はカバーをつけて本棚に並べてある。
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スターリン、ヒトラー、毛沢東、ムッソリーニ、フセイン、金日成といった独裁者達の生い立ちには、貧困、家族との確執、暴力、挫折が付随する。ポル・ポト――サロト・サルは大量虐殺を引き起こしたクメール・ルージュの首魁でありながら、親族が王家に仕える恵まれた出自だった。異色の独裁者の素顔が...
スターリン、ヒトラー、毛沢東、ムッソリーニ、フセイン、金日成といった独裁者達の生い立ちには、貧困、家族との確執、暴力、挫折が付随する。ポル・ポト――サロト・サルは大量虐殺を引き起こしたクメール・ルージュの首魁でありながら、親族が王家に仕える恵まれた出自だった。異色の独裁者の素顔が知りたくて700ページに及ぶ本書に挑戦したが、300ページで挫折した。 本書はポル・ポトを表題にしながら、カンボジア国王の座を追われたシアヌークのをより詳しく描ている。シアヌークをフランス国王ルイ16世になぞらえて批判的に描いているため、違和感を覚えて訳者あとがきを読んでみた。 「本書に対する批判はおおむね二点挙げられている。一つは「大量虐殺(ジェノサイド)という表現をめぐるもの。そしてもう一つは・ポル・ポトたちの行動の原因に関する著者の理論をめぐるものだ。 本書の冒頭部及び最後で、著者はクメール・ルージュの蛮行が大量虐殺(ジェノサイド)ではない、というちょっとわかりにくい理論を展開する。かなりの人がこれに難色を示し、これはクメール・ルージュ擁護ではないか、という批判も出た。 (中略) だが……ポル・ポトたちの行動で最も頭が痛いのは、かれらは殺そうと思って殺したわけじゃない、ということだ。むしろ、真面目に国民のためを考えて、各種法制度を厳しく適用したら死んじゃいました、という実にまぬけな代物だ、ナチスによるユダヤ人殺しは、大虐殺である。ルワンダでの出来事は大虐殺だ。なぜかというと、それはある特定民族や集団「を殺すことが最終目的だからだ。でも……と著者は述べる。クメール・ルージュはちがう。大半は殺そうと思って殺したわけではないもの。食べ物をやらずに働かせたらたまたましんでしまっただけ、拷問しながら尋問したらたまたま死んじゃっただけ。言うことを聞かないやつを折檻したら死んじゃっただけ。秘密を守るためにしかたなく殺しただけ。理想を追求したら死んじゃいました―—要はそういうことだ。 (中略) ナチスが虐殺に有能だったとすれば、ポル・ポトは生かすことに(すさまじく)無能だっただけだ。」 訳者あとがきには、ポル・ポトとクメール・ルージュを擁護する著者への批判が書かれている。さらに、かつてクメール・ルージュの掲げる原始共産主義の理想郷を称えたジャーナリスト本多勝一の所業を紹介している。 著者による本書よりも、訳者によるあとがきのほうが読み応えがあり、大虐殺の功罪を伝えている。★三つは訳者へ捧げたい。 大虐殺は結果であり、動機に善し悪しなど存在しない。
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図書館に無し 糸島図書館に無くて、取り寄せて貰った。 借りたら、メチャクチャ分厚い本で、いきなり読む気が失せた。 何かの本で紹介されていたので借りた。 ざっと目を通すくらいにしておこう。 12章で何と670ページもある。
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