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アラビアンナイトの殺人 創元推理文庫
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アラビアンナイトの殺人 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー(著者), 宇野利泰(訳者)

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アラビアンナイトの殺人 創元推理文庫

定価 ¥1,100

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1961/06/09
JAN 9784488118068

アラビアンナイトの殺人

¥1,045

商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2025/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカの作家、ジョン・ディクスン・カーのフェル博士シリーズ。おそらくシリーズ七作目の長編。 ある晩、三人の警察関係者はフェル博士に博物館で起きた殺人事件について助力を乞う。謎の怪人物の出現と消失、二種類のツケ髭、何もかも隠そうとする関係者たち。アラビアンナイトから抜け出たような展示場で起こる事件の真相は。。。 カーにしては珍しくかなりの長編。というのも、警察関係者の三人から同一事件の内容が語られるのだが、繰り返し同じ場面が描かれるのでその分長くなった感じ。登場人物もそれなりに多い。 事件が起こるまではケレン味があるが、事件自体はそこまで派手でもなく。繰返しの説明も中弛みの要因。掴みどころのない、幻想的な雰囲気が好みだったので最後まで読めたが、残念ながら傑作とまではいかないかなぁ。

Posted by ブクログ

2025/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メインの内容は3人の警察関係者による事件の概要説明で、三人の断片的で異なる証言を組み合わせて1つの筋道を立てるというような趣向ではないのが残念。実に不評な本作、道中は確かに退屈だが、謎解きおよび真相に限って評価するとかなり面白いと思う。 【以下ネタバレ注意】 特に、犯人とは別の人物Aが、犯人とは別の人物Bを庇う(恩に着せる)ために捨て身のアリバイ工作をし、その結果、犯人とは別の人物Cが心強い味方となるというなんとも奇妙な展開。手がかりの明確な開示と論理においては、同国のライバル・クイーン(さほど読んでないが)を意識している?石炭や手紙、過剰なアリバイ証言など、何気ないものが手がかりになる展開が結構好き。 本作は珍しく、ハドリーの推理が善戦している。

Posted by ブクログ

2022/08/13

フェル博士シリーズの7冊目▲ロンドンの博物館前、警官の鼻先で怪人物が消失、中では殺人事件が起きていた。フェル博士が安楽椅子探偵ぶりを披露する▼図書館でポケミス版を借りて見取り図を参照、館ものには必要だよね。警察関係者の語りを順番に聴くうちに〈何が起きているのか〉が明かされる趣向。...

フェル博士シリーズの7冊目▲ロンドンの博物館前、警官の鼻先で怪人物が消失、中では殺人事件が起きていた。フェル博士が安楽椅子探偵ぶりを披露する▼図書館でポケミス版を借りて見取り図を参照、館ものには必要だよね。警察関係者の語りを順番に聴くうちに〈何が起きているのか〉が明かされる趣向。お国も立場も異なる語りはとても重層的で盛り上がります。ハドリー警視が見事解決し、フェル博士は金持ちの横暴への仕返し方法を提案してくれれば良いだけだったのに。一夜語りにしてはメッチャ厚かったし、博士は動いてなんぼだよな(1936年)

Posted by ブクログ