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セバスチャンフィツェック【著】, 赤根洋子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 柏書房
発売年月日 2008/01/10
JAN 9784760132652

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商品レビュー

3.5

19件のお客様レビュー

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2019/10/02

ドイツの小説は初めて読んだけど面白かった。スピーディーかつ劇的に変わっていく状況のハラハラしっぱなしの展開だった。 ラジオ局に人質を取り立て篭もった犯人からかかってきた電話にキーワードを正確に答えられないと人質が殺される。そんなシチュエーションから始まる。 ただし単純なサイコパス...

ドイツの小説は初めて読んだけど面白かった。スピーディーかつ劇的に変わっていく状況のハラハラしっぱなしの展開だった。 ラジオ局に人質を取り立て篭もった犯人からかかってきた電話にキーワードを正確に答えられないと人質が殺される。そんなシチュエーションから始まる。 ただし単純なサイコパス的なものではなくて、複雑な人間関係やら家族とのしがらみやら警察の動きやら何やらが入り混じってきて、抜群に面白くなっていく。 最初の方は登場人物が多すぎて誰がが誰やら分かりにくかったが、途中からはキャラの立ち位置や背景が明らかになっていった。しかもコロコロ変わっていくものだから、味方なのか敵なのか、嘘ついてるのか本当の事なのかが、最後の最後まで分からない。だから気になって最後まで読んでしまう。 同じ作者の他の作品も読んでみたい。

Posted by ブクログ

2019/04/05

ベストセラーを連発するドイツの新鋭フィツェック2007年発表の第二作。一般市民をも巻き込んだ特異な犯罪の顛末を描く。 ベルリンのラジオ局を一人の男が占拠した。放送を通して、或る条件を満たさなければ、人質を順に殺していくことを告げる。要求は、行方不明となった婚約者を捜し出すこと。...

ベストセラーを連発するドイツの新鋭フィツェック2007年発表の第二作。一般市民をも巻き込んだ特異な犯罪の顛末を描く。 ベルリンのラジオ局を一人の男が占拠した。放送を通して、或る条件を満たさなければ、人質を順に殺していくことを告げる。要求は、行方不明となった婚約者を捜し出すこと。だが、その女レオニーは半年以上も前に自動車事故で死亡していた。男は、謀略による擬装された死であることを主張する。爆弾と銃で武装した実行犯の名はヤン・マイ。狂気を秘めつつも、周到な計画や言動から、少なからずの教養を感じさせたが、遂には最初の犠牲者が出てしまう。一方、警察はレオニー死亡時の状況を再調査しつつ、ヤンとの駆け引きを続けるが、上層部は武力突入を強行する人命無視の不可解な動きを見せた。交渉の主担当としてベルリン警察特別出動隊のイーラ・ザミーンが呼び出されるが、彼女自身も大きな問題を抱えていた。不特定多数の聴取者のみが人質の命運を左右する緊迫した状況の中で、事態は予測不能の展開へと急速に流れていく。 サイコ・スリラーという触れ込みだが、序盤早々で知能犯であることを示唆し、以降も猟奇的な犯罪を描くことはない。二重三重にツイストを利かせたプロットはスピード感に満ちるが、アイデアを盛り込み過ぎて、やや雑になっているという印象。主要人物らは、それぞれの動機を抱えて行動するのだが、中には首をかしげる動因もあり、人間はそれほど短絡的ではないという思いがした。 主人公格となる交渉人イーラは、長女が自殺するという心的外傷を抱えたアル中で、常に自殺願望に捕らわれている。追い打ちを掛けるように、人質の中には疎遠となっていた次女が含まれており、子を二人とも失いかねない恐怖のもとで、イーラは決死の交渉に臨んでいく。中盤以降は、イーラとヤンによるトラウマ合戦ともいうべきやりとりが続き、恐らくフィツェックが最も力を入れたパートと感じたが、心理学的な掘り下げが足りず、最後に明かされるイーラの長女が自殺した理由も納得できない。また、ヤンとレオニーの関係性と中途で明かされる過去もご都合主義的な強引さが目立つ。当然、リアリティよりも筋立ての面白さを優先しているのだが、人間の死を軽く考えているような節に加え、どんな状況下でも死なない「不死身」の主人公がいかにも作り物めいて興醒めした。

Posted by ブクログ

2019/03/14

心身ともにぼろぼろで、今まさに自殺をしようとしていた女性交渉人が呼ばれた、ラジオ局立てこもり事件。奇妙な要求をする犯人と、その裏に隠された陰謀。サスペンス感溢れる展開に読む手が止まりません。 とにかくヒロイン・イーラが痛々しくって仕方ありません。ただでさえぼろぼろなのに、物語が進...

心身ともにぼろぼろで、今まさに自殺をしようとしていた女性交渉人が呼ばれた、ラジオ局立てこもり事件。奇妙な要求をする犯人と、その裏に隠された陰謀。サスペンス感溢れる展開に読む手が止まりません。 とにかくヒロイン・イーラが痛々しくって仕方ありません。ただでさえぼろぼろなのに、物語が進むにつれて加速されるダメージ。どこまでいじめりゃ気が済むの、というほどです。もともと抱えた問題もあまりに大きいのだけれど……階段に置かれた遺書があまりにつらくって。 そして事故死の隠蔽に隠された真実。すべての計画の全貌と、その犯人。もうどうなることかという怒涛の展開が畳みかけるように押し寄せてきて、ラストはもう一気読み。いろんな意味でほっとさせられました。

Posted by ブクログ

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