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ラジオ・キラー

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2008/01/10 |
JAN | 9784760132652 |
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ラジオ・キラー
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラジオ・キラー 前作「治療島」と同じように真相が二転三転するジェットコースター小説であります。 今回の舞台はラジオ局に立てこもった犯人とその交渉人とのやりとりを物語の中心に据えて、その裏の陰謀を巡る真相が徐々に明らかになり、最後に鮮やかな謎解きが成されます。 犯人は定石通り?意外な人物ですが、あまりにも定石通りの意外さなので途中で何となく解ってしまいました。 今回はキャラクター造形にちょっと雑なところが目立ち、あまり共感できなかった面はありますが、楽しませてもらえることは間違いありません。 月並みですが、ハリウッド流の陰謀+活劇+意外な結末がお好みの方は是非ご一読を。 竹蔵
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごいなー! というのが感想。私が時系列で読んでないから特におどろいたんだけど、この作品が2作目?え。 この後のサイコブレイカーや座席ナンバーなんかの、後半一気に登場人物たちが雪崩れ込むように物語に投げ込まれて、もみくちゃになりながらも(そして神の手による残酷な取捨選択が勢いよくなされた結果)ものすごいスピードでゴールに連れて行かれるパターンが、ここでもう完成されてる! この人が放送局で働いていたことも関係するのかな?色々な人に揉まれてみたり考えたりアウトプットしたりしていたんだろうか? わたしは作品のカテゴリーに詳しくないのでサイコサスペンス、というものがどんなものなのか今ひとつわかってないんだけど、悩める主人公、度肝を抜くメインの事件、これでもかと起こるありえない状況、信じられない人物相関図、最後の着地点にそっと置かれる主人公へのギフト(的な悩みへの解決)…これがもしサイコサスペンスの要素だとしたら、もう五体投地するしかない。 あまりにこの作家さんが気になって色々漁ったら、英語のwikiに掲載のドイツ語の作品は22あり、日本語のwikiで邦訳作品はたった7!!! うそでしょ。ああ、生まれてこの方ドイツ語を学ばなかったことをここまで後悔したことはないよ。
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ドイツの小説は初めて読んだけど面白かった。スピーディーかつ劇的に変わっていく状況のハラハラしっぱなしの展開だった。 ラジオ局に人質を取り立て篭もった犯人からかかってきた電話にキーワードを正確に答えられないと人質が殺される。そんなシチュエーションから始まる。 ただし単純なサイコパス...
ドイツの小説は初めて読んだけど面白かった。スピーディーかつ劇的に変わっていく状況のハラハラしっぱなしの展開だった。 ラジオ局に人質を取り立て篭もった犯人からかかってきた電話にキーワードを正確に答えられないと人質が殺される。そんなシチュエーションから始まる。 ただし単純なサイコパス的なものではなくて、複雑な人間関係やら家族とのしがらみやら警察の動きやら何やらが入り混じってきて、抜群に面白くなっていく。 最初の方は登場人物が多すぎて誰がが誰やら分かりにくかったが、途中からはキャラの立ち位置や背景が明らかになっていった。しかもコロコロ変わっていくものだから、味方なのか敵なのか、嘘ついてるのか本当の事なのかが、最後の最後まで分からない。だから気になって最後まで読んでしまう。 同じ作者の他の作品も読んでみたい。
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