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疫病と世界史(上) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/12/20 |
JAN | 9784122049543 |
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商品レビュー
3.9
35件のお客様レビュー
世界史を疫病の面から考察していて面白い。ぱっと思い付いたのは中世ヨーロッパのペストと新大陸の疫病くらいだったけど、至る所で病気の流行と人口減少は発生していたのだろうと考えさせられた。 ジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』と合わせて読むとより面白いかも。
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初稿1974年。本書は疫病がいかに世界史に大きく影響し続けてきたのか、その可能性を提示するものであり、それを裏付ける証拠については、筆者自らが語るように十分ではない。 疫病による世界への影響が改めて確信された2022年現在においては、その主張の全てを受け入れてしまいそうになるが...
初稿1974年。本書は疫病がいかに世界史に大きく影響し続けてきたのか、その可能性を提示するものであり、それを裏付ける証拠については、筆者自らが語るように十分ではない。 疫病による世界への影響が改めて確信された2022年現在においては、その主張の全てを受け入れてしまいそうになるが、『熱帯アフリカからの人類進出に大きな影響を果たした』『都市で保持されていた感染症が農村に輸出され、文化圏の確立に影響した』など、本書だけでは判断ができない論説も多く、特に『キリスト教も仏教も、感染症の影響で浸透した』という主張は、あまりにも力点を感染症に置きすぎているように思える。 そもそも1974年の本を正しく評価するには、当時の状況と最新の研究を知らずには判断できそうにない。下巻の題材はAD1200年以降であり、まだ古代よりは証拠が残っていそうなものだが、注意深く読み進めたい。
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世界史において「疫病」について語る時、私たちは当然のように「疫病は自然災害と同じ災厄であり、人間は常に疫病と戦ってこれを克服してきた」という人間からの目線で考える。しかし、果たして本当にそうだろうか。他の生物から見れば、人間こそが悪性の疫病のような存在ではないだろうか。 本書...
世界史において「疫病」について語る時、私たちは当然のように「疫病は自然災害と同じ災厄であり、人間は常に疫病と戦ってこれを克服してきた」という人間からの目線で考える。しかし、果たして本当にそうだろうか。他の生物から見れば、人間こそが悪性の疫病のような存在ではないだろうか。 本書では、人間も動物も寄生生物も全部ひっくるめた生態系システムの上で、人間が起こした変化に対する生態系のシステマティックな反応の帰結として世界史で起こった事象を読み解いていこうというユニークな議論が展開されていく。 例えば、寄生生物が宿主である人間に感染するのを「ミクロ寄生」と呼ぶ一方で、支配者層や都市住民が自己の生存のために農民から食物などを取り上げることを「マクロ寄生」と呼び、従来の歴史家はマクロ寄生的側面のみを強調し過ぎていると言う。また、ローマ帝国と中国王朝で同時期に、それぞれキリスト教と仏教が受け入れられたことは、この時期にどちらも疫病が猛威をふるったことと無関係ではないと主張する。 このような視点で歴史を読み解いていく方法にまず驚いてしまうが、話がロジカルに展開するので不思議とすんなり頭に入ってくる。著者の論理を私が十分に理解し得たかどうかは怪しいが、とにかく何か推理小説の謎解きを読んでいるような面白さがあった。 (本書は上下巻の上巻として先史時代から紀元1200年頃までを対象としている)
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