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疫病と世界史(下) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/12/20 |
JAN | 9784122049550 |
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疫病と世界史(下)
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商品レビュー
4.1
32件のお客様レビュー
上より面白かったけどやっぱり読むのにめちゃくちゃ時間がかかっちゃった 昔は田舎=結納金とかの決まり事が多くて早くに結婚できなかった(お金が充分稼げるようになるまで) 都会=田舎のような制約が無いので若いうちから結婚できる だったから都会の人口がどんどん増えていく っていうのが今...
上より面白かったけどやっぱり読むのにめちゃくちゃ時間がかかっちゃった 昔は田舎=結納金とかの決まり事が多くて早くに結婚できなかった(お金が充分稼げるようになるまで) 都会=田舎のような制約が無いので若いうちから結婚できる だったから都会の人口がどんどん増えていく っていうのが今と真逆でびっくり… どこの国や地域とは明記されてなかったけど、日本でもそうだったのかな?? 新旧世界と疫病はかなり興味があるので面白かったです またこういう系の本読みたいな
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上巻より読み応えあり。 インカやアステカが滅亡してしまったのはヨーロッパ人の軍事力が高かったからと思っていたけど、ほとんどが未経験の疫病によるところと知って、そのスケールの大きさになんとも言えない気持ちになる。 現在も北センチネル島をはじめ未開の部族といわれる人々との交流が制限さ...
上巻より読み応えあり。 インカやアステカが滅亡してしまったのはヨーロッパ人の軍事力が高かったからと思っていたけど、ほとんどが未経験の疫病によるところと知って、そのスケールの大きさになんとも言えない気持ちになる。 現在も北センチネル島をはじめ未開の部族といわれる人々との交流が制限されていることに納得がいった。ちょっと会っただけで一族全滅の可能性があるなんて恐ろしいし、なんとなくいろんな病気になったり予防接種をしてきたお陰で健康でいられることにしみじみとありがたみを感じる。 あまり語られてこなかったけど、疫病は歴史を大きく変えるのだなと実感。コロナもその流れの一部なんだなぁ。
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生態系システムにおける人類と疫病のバランス、という視点で世界史を読み解く本作品。下巻では、モンゴル帝国が世界を席巻した紀元1200年頃から医療の発達が生態系に大きな影響を及ぼしている現代までを扱っている。 学校で習った世界史と同様に、疫病の世界史においても過去から現在に向け...
生態系システムにおける人類と疫病のバランス、という視点で世界史を読み解く本作品。下巻では、モンゴル帝国が世界を席巻した紀元1200年頃から医療の発達が生態系に大きな影響を及ぼしている現代までを扱っている。 学校で習った世界史と同様に、疫病の世界史においても過去から現在に向けて何かしら大きな不可逆な流れのようなものが感じられる。モンゴル帝国の勃興によってユーラシア大陸の東西が縮まり、大航海時代に新大陸が発見され、科学技術の発達によって輸送性能が格段に進歩したことで、地球は狭くなった。現代では、どこか世界の片隅で発生した疫病でさえ、あっという間に世界中に拡散していく。生態系はより複雑化して、影響しあう因子は無限大となり人智を超える。 一時、人類の勝利を予感させた「医療技術と病気の競争」も、本書に書いてある通り「生態学的問題の常として、決着がつくことなどあり得ない」と認めざるをえない。それはここ数年の新型コロナの騒動を見れば明らかだろう。人類によって生態系のバランスが崩れれば、必ず生態系システムの側から干渉を受ける。そのことを改めて思い起こさせる一冊だった。 おまけ: これもまた学校で歴史を学んだ時に同じように感じたことではあるが、本書でも「この疫病によって数十万人が死亡した」といった記述が終始繰り返されるので感覚が麻痺してしまいそうになる。死亡した無数の、無名の人間ひとりひとりが各々の人生を生き、そして病気に苦しみながら死んでいったことに思い至る時、その数の膨大さに頭がクラクラしてしまう。そして我々もまた世界史のほんの一部分であることを再認識して不思議な気持ちになる。
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