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倒立する塔の殺人 ミステリーYA!
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 理論社 |
| 発売年月日 | 2007/12/01 |
| JAN | 9784652086155 |
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倒立する塔の殺人
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倒立する塔の殺人
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商品レビュー
3.6
83件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦時中・戦後の空気を存分に纏っているのにどこか静謐さがあるのは少女たちの内面のせいか。 心の中は誰ものぞけないのに、知ってほしい。 揺れ動く感情が誰かに暴いてほしいと耳打ちをしたのかもしれない。 明らかにならない愛憎の行方をあの本は示している。 たった一つの手書きの一文に情念がこもっていてぞくりとした。 何回も読み直すというよりもひっそりと本棚に置いておいて、そうっとしのんで読みたい本。
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1970年代の少女漫画みたいな雰囲気のYA小説。蠱惑的な感じの文章。作者の皆川さん、なんと1930年生まれ(!)でこの本を書かれたときはすでに70代後半。そして90代後半にさしかかった現在も精力的に執筆されているとのことでスゴイ。スゴスギル。
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舞台は戦時中のミッションスクール。 少女たちの間では、物語の回し書きが流行している。 蔓薔薇模様の囲みに「倒立する塔の殺人」のタイトルが記されている。 少女たちは幾人かでこの物語を書き継いでいく。 少女たちは時に甘やか、時に残酷だ。 この時代の女学校にはよくあったように、少女た...
舞台は戦時中のミッションスクール。 少女たちの間では、物語の回し書きが流行している。 蔓薔薇模様の囲みに「倒立する塔の殺人」のタイトルが記されている。 少女たちは幾人かでこの物語を書き継いでいく。 少女たちは時に甘やか、時に残酷だ。 この時代の女学校にはよくあったように、少女たちの間には、時には「S(エス)」と呼ばれる上級生と下級生の間の親密な交流がある。 かと思えば、出身階級の違いや性格の癖などで、仲間外れにされたり、陰口を叩かれるものもいる。 文学や絵画や音楽に没頭したりもすれば、先生に下品なあだ名をつけて陰で笑いものにしたりもする。 物語は、少女たちの交流と架空の小説との間を行き来する。 「倒立する塔の殺人」はある人物がある意図をもって書き始めたのだが、それは最初からは明かされない。 架空の物語は現実とはさして関係がないように見えるのだが、話が進むにつれて、2つは絡まり交錯していく。 まるで万華鏡をそっと一振りすれば、見える景色がまったく変わってしまうように、一振り、一振りするうちに、物語は違う様相を見せてくる。 小説に登場する人物が語る、セリフ。 わたくしは、わたくしを裏切った相手を、狂わせるつもりでおります 現実の側にいるある者も、その思いを秘めていた。 きらきらと儚く、しかし邪悪な思いを。 軽い少女小説のようだが、そこは手練れの著者。 物語を彩り、その厚みを増しているのは幾多の絵画、文学、音楽。 絵画のいくつかは巻末で(白黒だが)紹介されている。 昭和レトロの浪漫郁る、きらびやかで残酷な夢。
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