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芥川龍之介 1892-1927 ちくま日本文学002
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芥川龍之介 1892-1927 ちくま日本文学002

芥川龍之介【著】

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芥川龍之介 1892-1927 ちくま日本文学002

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2007/11/22
JAN 9784480425027

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商品レビュー

4.2

25件のお客様レビュー

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2025/06/11

芥川の魅力は主に2つに大分されるように思われた。一つは、圧倒的な語彙力と稀代の表現力により織り成される物語自体の愉しさである。「地獄変」や「奉教人の死」などは勿論、「河童」も芥川晩期の代表作として作家論的に言及されることが多いが、他方である種のファンタジーとして楽しむ事も出来よう...

芥川の魅力は主に2つに大分されるように思われた。一つは、圧倒的な語彙力と稀代の表現力により織り成される物語自体の愉しさである。「地獄変」や「奉教人の死」などは勿論、「河童」も芥川晩期の代表作として作家論的に言及されることが多いが、他方である種のファンタジーとして楽しむ事も出来よう。もう一つは解像度高く描かれる人間に普遍の共通性である。「赤い鳥」に掲載された「魔術」「杜子春」そしてかの有名な「蜘蛛の糸」、あるいは「芋粥」や漱石の絶賛した「鼻」に至るまで、自分にもこういう部分があるよなと読者に感じさせるような、登場人物の心理心情が鮮やかに映し出されているように見える。多くの近代文学は、明治初期という近代日本の正に創成期といった時代を生きた著者よって紡がれたのであって、それ故にその当時の、鴎外の言葉を借りるなら普請中の日本の、社会風土が作品的風土にそのまま昇華されている場合が少なくない。この時、現代を生きる我々にしては、歴史的知見なしには中々その文章の理解するのが難しい。しかしながら、芥川の諸作品は、様々な時代の壁を一心に貫くある種の普遍性を帯びている。芥川ほど現在に至って全国的にそして全年齢的に親しみを持たれている近代作家は決して多くない。その要因は芥川のそうした嫌いに拠るものなのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2023/01/09

芥川龍之介の話は読む度に印象が変わるのがおもしろい。 著者自身の考え、教訓、解釈を押し付けずに出来事だけを語ってくるので、初めて読んだときには「え?これ何が言いたいの?」というものが多かった。 芋粥でいえば、せっかくだから腹一杯食べればいいのにとも思うし、情けないとも思うし、突然...

芥川龍之介の話は読む度に印象が変わるのがおもしろい。 著者自身の考え、教訓、解釈を押し付けずに出来事だけを語ってくるので、初めて読んだときには「え?これ何が言いたいの?」というものが多かった。 芋粥でいえば、せっかくだから腹一杯食べればいいのにとも思うし、情けないとも思うし、突然に過剰な形で望みが叶ってしまうのは嬉しくないときもあるなとも思うし、夢は夢であるうちが幸せなのかとも思うし、五位を笑う側なのか同情する側なのか、利仁な悪意があったのかなかったのか等、どうとでも解釈ができて、そのときの自分の考えを無意識に投影してしまうところがおもしろい。

Posted by ブクログ

2022/10/27

芥川龍之介、杜子春とか羅生門とか芋粥とかを子供の頃に読んだくらいで、まとまった量をのんびり読んだのは初めて。とても良かった。大人になってから読み返す意味がある。

Posted by ブクログ