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少し変わった子あります
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少し変わった子あります

森博嗣【著】

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少し変わった子あります

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2007/11/15
JAN 9784163264400

少し変わった子あります

¥330

商品レビュー

3.3

26件のお客様レビュー

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2018/12/24

ここは美しい孤独の生まれる場所、とオビにある。目次は8行。少し変わった子あります、もう少し変わった子あります、ほんの少し変わった…。大学の先生である「私」が予約のたびに場所の変わる名前のない店で、店を出れば二度と会うことのない毎回異なる初対面の若い女性と、とても静かに食事をする話...

ここは美しい孤独の生まれる場所、とオビにある。目次は8行。少し変わった子あります、もう少し変わった子あります、ほんの少し変わった…。大学の先生である「私」が予約のたびに場所の変わる名前のない店で、店を出れば二度と会うことのない毎回異なる初対面の若い女性と、とても静かに食事をする話が8話。が、そのまま連作短編集という訳でもない。短い時間に二人だけで交わす会話は、その時々の私に意表を突いた気づきや癒しをもたらしてくれる。が、いい話を聞いたからでも、ましてやパパ活でもない。西島大介の表紙イラストは少し違ったか。

Posted by ブクログ

2018/11/13

なんともとりとめのない、不思議なお話でした。 確実に言えるのは、いままでの森作品とは明らかに違う。 これまでは、一貫して理系的な冷徹さが根っこにあったと思います。 しかしこの作品からは、その冷徹さが意図的に排除されているように感じました。 なんというか、「文系から見た理系」的な感...

なんともとりとめのない、不思議なお話でした。 確実に言えるのは、いままでの森作品とは明らかに違う。 これまでは、一貫して理系的な冷徹さが根っこにあったと思います。 しかしこの作品からは、その冷徹さが意図的に排除されているように感じました。 なんというか、「文系から見た理系」的な感じ。 しかしながら、本作は間違いのない森作品でもあります。 器の形、外観はこれまでと大きく変わっています。 その代わりというか、中身の部分はこれまで以上に濃厚になっていたように思います。 Essayなどで書かれてきた、森博嗣という価値観や視点。 それを物語の勘所に、絶妙な感覚でもって配置されていった感じです。 そして本作での見所は、その空気感にもあると思います。 基本的に、一対一での「対話」によって、物語は構成されています。 閉ざされた空間で、食事をする初対面の男女。 時には会話し、時には沈黙する。 思い話もあれば、軽快な話もある。 このなんとも言えない不思議な空気感というのも、新しいなあと。 そして、「綺麗に食事をする」というのは、やはりcharm pointになりうる。 そのことを、本書を読んで改めて思いました。 こう、日常的な仕草というのは、その人の本性を簡単に暴きだすと思っています。 その中でも、食事という行為は、もう見事なまでに本性が現れると思います。 マナー的なものではなく、もっとこう、「食事」に向かう姿勢というか。 ご飯を食べる姿が綺麗な人というのは、生き様が綺麗な人と言っても過言じゃないと思います。 まーなんというか不思議な作品でした。 「森ミステリィ」を期待して読むと、ちょっと肩透かしかもしれません。 けど、「森作品」を期待して読むのであれば、大満足出来るかと思います。 行ってみたいな。この料理店。

Posted by ブクログ

2018/06/23

不思議だけど夢中になる気持ちはちょっとわかる。 私はほんの少し変わった子がすき。 どきどきフェノメノン的なイメージで読んだから、なかなか予想外でよかった。

Posted by ブクログ

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