- 中古
- 書籍
- 新書
- 1227-01-07
少し変わった子あります
定価 ¥880
330円 定価より550円(62%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2007/11/15 |
| JAN | 9784163264400 |
- 書籍
- 新書
少し変わった子あります
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
少し変わった子あります
¥330
在庫なし
商品レビュー
3.3
26件のお客様レビュー
ここは美しい孤独の生まれる場所、とオビにある。目次は8行。少し変わった子あります、もう少し変わった子あります、ほんの少し変わった…。大学の先生である「私」が予約のたびに場所の変わる名前のない店で、店を出れば二度と会うことのない毎回異なる初対面の若い女性と、とても静かに食事をする話...
ここは美しい孤独の生まれる場所、とオビにある。目次は8行。少し変わった子あります、もう少し変わった子あります、ほんの少し変わった…。大学の先生である「私」が予約のたびに場所の変わる名前のない店で、店を出れば二度と会うことのない毎回異なる初対面の若い女性と、とても静かに食事をする話が8話。が、そのまま連作短編集という訳でもない。短い時間に二人だけで交わす会話は、その時々の私に意表を突いた気づきや癒しをもたらしてくれる。が、いい話を聞いたからでも、ましてやパパ活でもない。西島大介の表紙イラストは少し違ったか。
Posted by 
なんともとりとめのない、不思議なお話でした。 確実に言えるのは、いままでの森作品とは明らかに違う。 これまでは、一貫して理系的な冷徹さが根っこにあったと思います。 しかしこの作品からは、その冷徹さが意図的に排除されているように感じました。 なんというか、「文系から見た理系」的な感...
なんともとりとめのない、不思議なお話でした。 確実に言えるのは、いままでの森作品とは明らかに違う。 これまでは、一貫して理系的な冷徹さが根っこにあったと思います。 しかしこの作品からは、その冷徹さが意図的に排除されているように感じました。 なんというか、「文系から見た理系」的な感じ。 しかしながら、本作は間違いのない森作品でもあります。 器の形、外観はこれまでと大きく変わっています。 その代わりというか、中身の部分はこれまで以上に濃厚になっていたように思います。 Essayなどで書かれてきた、森博嗣という価値観や視点。 それを物語の勘所に、絶妙な感覚でもって配置されていった感じです。 そして本作での見所は、その空気感にもあると思います。 基本的に、一対一での「対話」によって、物語は構成されています。 閉ざされた空間で、食事をする初対面の男女。 時には会話し、時には沈黙する。 思い話もあれば、軽快な話もある。 このなんとも言えない不思議な空気感というのも、新しいなあと。 そして、「綺麗に食事をする」というのは、やはりcharm pointになりうる。 そのことを、本書を読んで改めて思いました。 こう、日常的な仕草というのは、その人の本性を簡単に暴きだすと思っています。 その中でも、食事という行為は、もう見事なまでに本性が現れると思います。 マナー的なものではなく、もっとこう、「食事」に向かう姿勢というか。 ご飯を食べる姿が綺麗な人というのは、生き様が綺麗な人と言っても過言じゃないと思います。 まーなんというか不思議な作品でした。 「森ミステリィ」を期待して読むと、ちょっと肩透かしかもしれません。 けど、「森作品」を期待して読むのであれば、大満足出来るかと思います。 行ってみたいな。この料理店。
Posted by 
不思議だけど夢中になる気持ちはちょっとわかる。 私はほんの少し変わった子がすき。 どきどきフェノメノン的なイメージで読んだから、なかなか予想外でよかった。
Posted by 
