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灼眼のシャナ(メディアワークス版)(16) 電撃文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/11/08 |
JAN | 9784840240611 |
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灼眼のシャナ(メディアワークス版)(16)
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灼眼のシャナ(メディアワークス版)(16)
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
「祭礼の蛇」となった坂井悠二が、御崎市からいなくなります。「紅世」にかかわる「この世の本当のこと」を知らない千草や池、緒方真竹らは、彼がこの世からいなくなってしまったことに気づくことさえありません。 悠二がいなくなったことを知る吉田さん、佐藤、田中は、それでも自分の道を歩みはじ...
「祭礼の蛇」となった坂井悠二が、御崎市からいなくなります。「紅世」にかかわる「この世の本当のこと」を知らない千草や池、緒方真竹らは、彼がこの世からいなくなってしまったことに気づくことさえありません。 悠二がいなくなったことを知る吉田さん、佐藤、田中は、それでも自分の道を歩みはじめます。佐藤は外界宿を訪れ、田中は、自分と悠二との違いをはっきりと認識します。そして吉田さんは、ライヴァルのシャナとともに、悠二の帰りを待ちつづけることを決意します。その御崎市に、シャナを選ぶため、悠二が帰ってくるというのが、今回のストーリーです。 「僕が、シャナを守るんだ」という、かつて悠二がアラストールに語った決意が、きれいな伏線になっています。
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悠二の立ち位置の変化は物語とキャラの関係性において一大変革。大逆転と言ってもいい。当然、それが生まれた心象の変化は重要だ。一美とシャナの何れを選択するかとも関わることであるならその重要性は猶更。 が、「えっ、それだけ?」と感じる叙述である。 一美とシャナとの間をずっと逡巡していた悠二において、端的に本巻の「徐々にそうなっていった」という主旨の台詞だけに決意の核が収斂されるならば、前振りと心象描写が足らな過ぎで、流石に訳が判らないよ…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
灼眼のシャナシリーズは話の展開がまどろっこしく感じてしまうことが多々ある。しかし、その不満を吹き飛ばすほど心理描写はきちっと書いているので満足感の方が強かったりする。 今回は物語が動いているのは後半部分のみ。前半は“変わってしまったそれぞれの生活”を描いている感じかな。 これまでは誰か身近な者がトーチとなって忘れられてしまったという展開が無かったので、改めて紅世の世界の影響による異常を見せつけられた気がした。それなのにその異常な日常を数ページ程度しか書いていないのは少々勿体無い気もするが……。 坂井悠二が今までと大きく変わってしまったはずなのにそれほど違和感なく読めたのは何故だろうと思ったが、もしかしたら坂井悠二は前々からこうなることを心の奥底で望んでいたのかな、なんて思ってしまった。 それにしても、この作品はあまりにも世界観が大きすぎてこんなクライマックス展開になっても“もうすぐ終わってしまうな”という感覚を抱かせないのは長寿作品の為せる業か。
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