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「死」を哲学する 双書哲学塾
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「死」を哲学する 双書哲学塾

中島義道【著】

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「死」を哲学する 双書哲学塾

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2007/10/09
JAN 9784000281553

「死」を哲学する

¥385

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2025/04/11

哲学塾 野家啓一 岩波 歴史を哲学すると言うサブタイトルに惹かれて手にしたが 読み出してみると真逆の哲学の歴史だった 感が強い 歴史哲学とか科学哲学などの言葉が出てくるように 自らのアイデンティティを探し求める作業を哲学と言うのでしょうから キリのない話になるのも当然の結果でしょ...

哲学塾 野家啓一 岩波 歴史を哲学すると言うサブタイトルに惹かれて手にしたが 読み出してみると真逆の哲学の歴史だった 感が強い 歴史哲学とか科学哲学などの言葉が出てくるように 自らのアイデンティティを探し求める作業を哲学と言うのでしょうから キリのない話になるのも当然の結果でしょう

Posted by ブクログ

2016/03/25

とてもわかり易く書かれた「死」について考えるための入門書。 「死」というものは「ことば」であり、死そのものではない(「死を指し示すもの」である)とか。それが言葉である時点で意味が同一性に絡め取られてしまうとか。死は常に未来において措定されるものだが、そもそも「未来」の存在というも...

とてもわかり易く書かれた「死」について考えるための入門書。 「死」というものは「ことば」であり、死そのものではない(「死を指し示すもの」である)とか。それが言葉である時点で意味が同一性に絡め取られてしまうとか。死は常に未来において措定されるものだが、そもそも「未来」の存在というものは帰納的推論を前提にしたものでしかないし、これいかに。とかとか。 すべての人は死ぬ(これもまた帰納的推論にほかならないのだけれど)わけだし、死について考えることは誰にとっても何がしかの意味はあるだろう。 面白い。 死は絶対に体験できないものだけど、体験できないものについてどう考えていくのか、そのための手法をいくつも学べる良著。

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2011/01/14

わかりやすいとは言えないけれど非常に読みやすい本だ。 「死」「他者」「未来」「無」という、「私」が「私」のままで決して到達できないものについて、とりわけ「死」について、全力で考えていこうとする試み。 「死」の恐怖は、元は「無」であったはずの「私」という「有」が「死」によって再び「...

わかりやすいとは言えないけれど非常に読みやすい本だ。 「死」「他者」「未来」「無」という、「私」が「私」のままで決して到達できないものについて、とりわけ「死」について、全力で考えていこうとする試み。 「死」の恐怖は、元は「無」であったはずの「私」という「有」が「死」によって再び「無」となり、その後二度と「私」の視点をもつことがないところにあるという。だから、「私」の死後にかつて「私」であったところの記憶を想起するなんらかの視点が存在すれば、この恐怖は消滅する。それは「神」の視点と言えるかもしれない。あるいは、「死」というのは本当はないのかもしれないという可能性についても言及する。つまり、「死」とは言語によって思考するものにとってのみ存在する。 現在の関心にいろいろとシンクロする内容で、なかなか面白かった。

Posted by ブクログ