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エーミールと三人のふたご ケストナー少年文学全集2
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1962/08/18 |
JAN | 9784001150520 |
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エーミールと三人のふたご
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
重いな。 マッキーはどう考えていたのだろう。目の前で起こっている出来事に対して。 決して他人事ではいられない。 自らも成長すれば捨てられる。 大きくなることに恐怖を抱いてしまうのではないだろうか。 ジャッキーがその後どうなったかについても知らないままだろうから。 子どもは大人にな...
重いな。 マッキーはどう考えていたのだろう。目の前で起こっている出来事に対して。 決して他人事ではいられない。 自らも成長すれば捨てられる。 大きくなることに恐怖を抱いてしまうのではないだろうか。 ジャッキーがその後どうなったかについても知らないままだろうから。 子どもは大人になる。 でもそれが早すぎるのは、決して幸せなことじゃないよ。 否応なしにその時はやってくるけれど。
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“「そうかんかんにならないでおくれよ!」と、オートバイの乗り手はどなりました。「たいしたことじゃないよ。」 エーミールと教授くんはおどろいて、荷物のうしろからのぞき、「グスタフだ!」と歓声をあげ、運送屋の手おし車を一周して走りより、旧友にあいさつしました。 めんくらったグスタフは...
“「そうかんかんにならないでおくれよ!」と、オートバイの乗り手はどなりました。「たいしたことじゃないよ。」 エーミールと教授くんはおどろいて、荷物のうしろからのぞき、「グスタフだ!」と歓声をあげ、運送屋の手おし車を一周して走りより、旧友にあいさつしました。 めんくらったグスタフは、道路にオートバイをねかせ、ちりよけめがねをひたいにおしあげていいました。「すんでのところで、ぼくは、ふたりの親友をこっぱみじんにひきとばすところだった!ぼくたちは、きみらを駅に迎えにいこうとしていたんだ。」 「運がわるいと、しょうがないな。」と、道ばたのみぞの中からいう声がしました。 グスタフは、とびあがって、オートバイを見おろしました。「ちびの火曜日くんは、いったい、どこに行ったんだろう?」と、彼は叫びました。「今までぼくのうしろに乗っていたんだが。」 彼らはみぞをのぞきこみました。そこに、ちびの火曜日くんがうずくまっていました。べつにけがはありませんでした。彼は宙に投げだされて、みぞの底の草の中に着陸しただけでした。彼は、友だちたちに笑いかけていいました。「さいさきがいいぜ。」そして、すくっと立ちあがって、さけびました。「あいことばエーミール!」 「あいことばエーミール!」と、四人は叫んで、なかよく歩きだしました。”[P.80] 「エーミールと探偵たち」の続編。 カギ括弧が抜けてたり逆向きになってるとこがあったり。 最後の展開は思わずぶわっときた。潤む。 “彼はうなずきました。 「じぶんは喜んで、じかもあいてにはだまって、いっそう大きなぎせいをはらいながら、ぎせいを感謝の心で受けいれるのは、よういなことではないよ。」おばあさんはいいつづけました。「それは、だれにも見られず、ほめられもしないおこないです。でも、それは、いつかあいてを幸福にするものです。それがただ一つの報いです。」おばあさんは立ちあがりました。「おまえの思うようになさい!どちらでも。よく考えなさい!わたしはひとりで行くから。」 エーミールはとびあがりました。「ぼくも行きます、おばあさん!じぶんのなすべきことがわかりました。ぼくはだまっています!死んでも。」 おばあさんは、エーミールの目をのぞきこみました。「えらいよ!」と、彼女はいいました。 「えらいよ!きょう、おまえはおとなになった!ほかの人より早くおとなになった者は、ほかの人より長くおとなでいられるのだよ——じゃ、手をかして、みぞをとびこさせておくれ!」”[P.229]
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※このレビューにはネタバレを含みます
悩んでいるエーミールに、おばあさんが優しく諭すところが印象的だった。 エーミールの決意も、すがすがしさが感じられた。 元気な夏休みを過ごしているのが気持ちよかった。 子供たちがみんなでジャッキーのことを思っているところが良かった。 ジャッキーが捨てられてしまったことは、ちょっと悲しかった。
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