エーミールと三人のふたご の商品レビュー
不思議だなと思っていました。三人、なのに、ふたご…子どもだって、複雑ですよね。エーミールもお母さんの幸せを願うし、自分はどうしたらよいのか悩むし。子どもたちが海の近くで一緒に生活する、そんな機関があるのもいいなあ。成長できそう。みんな、自分のままでいいんだよね。
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少年たちは一歩ずつ大人になる。 前作で大冒険した探偵たちが今度は海辺に集結。捨てられようとする軽業師の少年を助けようと計画を立てる。しかし海に出たメンバーが島から帰れなくなってしまった。一方でエーミールの心には母の再婚が引っかかっていた。 おばあさんのアドバイスがとてもステキ。幸せを願って犠牲を払うなら、ずっと黙って気付かせない。決心したエーミールは大人になる一歩をまた踏み出す。少年たちの友情と知恵がよい結果を出すところが幸せな物語。もちろん教授のお父さんやシュマウフ船長のような理解ある大人がいてのことだけど。
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物語の全体的な内容としては面白かった。ケストナーの少しマザコン的な部分が前面に出ていた。 気に入らなかったのは、少年たちの思春期の様子として女中を揶揄う様子に腹が立った。そこに大人が叱らないのも気に入らなかった。
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重いな。 マッキーはどう考えていたのだろう。目の前で起こっている出来事に対して。 決して他人事ではいられない。 自らも成長すれば捨てられる。 大きくなることに恐怖を抱いてしまうのではないだろうか。 ジャッキーがその後どうなったかについても知らないままだろうから。 子どもは大人にな...
重いな。 マッキーはどう考えていたのだろう。目の前で起こっている出来事に対して。 決して他人事ではいられない。 自らも成長すれば捨てられる。 大きくなることに恐怖を抱いてしまうのではないだろうか。 ジャッキーがその後どうなったかについても知らないままだろうから。 子どもは大人になる。 でもそれが早すぎるのは、決して幸せなことじゃないよ。 否応なしにその時はやってくるけれど。
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16年前のクリスマスプレゼントでもらった本を今更読む。門外漢と専門家の為の前書きがあるのがいかしている。『エーミールと探偵たち』未読の私はつまりは門外漢なのだけど。母ひとり子ひとりのエーミールが母の幸せについて悩む場面は凄く切ない。まだ子どもなのに大人にならなくてはいけない少年の...
16年前のクリスマスプレゼントでもらった本を今更読む。門外漢と専門家の為の前書きがあるのがいかしている。『エーミールと探偵たち』未読の私はつまりは門外漢なのだけど。母ひとり子ひとりのエーミールが母の幸せについて悩む場面は凄く切ない。まだ子どもなのに大人にならなくてはいけない少年の心はどんなだろう。後書きを読んで、ケストナーがナチスドイツの圧政の元ドイツでの出版が規制され、苦労してこの本をスイスで上梓したと知り、作者の心意気に胸打たれた。2011/497
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“「そうかんかんにならないでおくれよ!」と、オートバイの乗り手はどなりました。「たいしたことじゃないよ。」 エーミールと教授くんはおどろいて、荷物のうしろからのぞき、「グスタフだ!」と歓声をあげ、運送屋の手おし車を一周して走りより、旧友にあいさつしました。 めんくらったグスタフは...
“「そうかんかんにならないでおくれよ!」と、オートバイの乗り手はどなりました。「たいしたことじゃないよ。」 エーミールと教授くんはおどろいて、荷物のうしろからのぞき、「グスタフだ!」と歓声をあげ、運送屋の手おし車を一周して走りより、旧友にあいさつしました。 めんくらったグスタフは、道路にオートバイをねかせ、ちりよけめがねをひたいにおしあげていいました。「すんでのところで、ぼくは、ふたりの親友をこっぱみじんにひきとばすところだった!ぼくたちは、きみらを駅に迎えにいこうとしていたんだ。」 「運がわるいと、しょうがないな。」と、道ばたのみぞの中からいう声がしました。 グスタフは、とびあがって、オートバイを見おろしました。「ちびの火曜日くんは、いったい、どこに行ったんだろう?」と、彼は叫びました。「今までぼくのうしろに乗っていたんだが。」 彼らはみぞをのぞきこみました。そこに、ちびの火曜日くんがうずくまっていました。べつにけがはありませんでした。彼は宙に投げだされて、みぞの底の草の中に着陸しただけでした。彼は、友だちたちに笑いかけていいました。「さいさきがいいぜ。」そして、すくっと立ちあがって、さけびました。「あいことばエーミール!」 「あいことばエーミール!」と、四人は叫んで、なかよく歩きだしました。”[P.80] 「エーミールと探偵たち」の続編。 カギ括弧が抜けてたり逆向きになってるとこがあったり。 最後の展開は思わずぶわっときた。潤む。 “彼はうなずきました。 「じぶんは喜んで、じかもあいてにはだまって、いっそう大きなぎせいをはらいながら、ぎせいを感謝の心で受けいれるのは、よういなことではないよ。」おばあさんはいいつづけました。「それは、だれにも見られず、ほめられもしないおこないです。でも、それは、いつかあいてを幸福にするものです。それがただ一つの報いです。」おばあさんは立ちあがりました。「おまえの思うようになさい!どちらでも。よく考えなさい!わたしはひとりで行くから。」 エーミールはとびあがりました。「ぼくも行きます、おばあさん!じぶんのなすべきことがわかりました。ぼくはだまっています!死んでも。」 おばあさんは、エーミールの目をのぞきこみました。「えらいよ!」と、彼女はいいました。 「えらいよ!きょう、おまえはおとなになった!ほかの人より早くおとなになった者は、ほかの人より長くおとなでいられるのだよ——じゃ、手をかして、みぞをとびこさせておくれ!」”[P.229]
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悩んでいるエーミールに、おばあさんが優しく諭すところが印象的だった。 エーミールの決意も、すがすがしさが感じられた。 元気な夏休みを過ごしているのが気持ちよかった。 子供たちがみんなでジャッキーのことを思っているところが良かった。 ジャッキーが捨てられてしまったことは、ちょっと悲しかった。
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子どもの描きかたが好きです。立派な人格をもち使命感のもと任務を遂行する姿にどきどきしてしまいます。また本作ではエーミールの母親の再婚問題がでてくるのですがそれについてもエーミールは一人の人間として立派に対面し、ちゃんと結論をだします。何度もよみたい本です。
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この作品、以前は「エーミールと軽わざ師」という題名で出ていたらしい。そちらは覚えがあって、読んだ事がある。「三人のふたご」って、意味深な表現だけと、読み進むと、意味が判明する。興味ある人は、読んで頂きたい。
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最終的に出したエーミールと母親のそれぞれの答えは個人的には納得のいかないものだけど、相手を思いやってのその感情には涙するものがあった。ケストナーは最高だ。
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