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ニーチェ すべてを思い切るために:力への意志 入門・哲学者シリーズ1
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ニーチェ すべてを思い切るために:力への意志 入門・哲学者シリーズ1

貫成人【著】

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ニーチェ すべてを思い切るために:力への意志 入門・哲学者シリーズ1

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青灯社
発売年月日 2007/10/15
JAN 9784862280152

ニーチェ

¥330

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2022/11/06

中学生にもわかる、はじめての哲学者全体像というシリーズ、ありがたい。貫先生の解説でニーチェの解説が読みたかった。貫先生の「哲学で何をするか」を読んだ後だったので、双方が補い合って理解が進んでありがたかった。大人だけれど、このシリーズで学びたい。

Posted by ブクログ

2014/11/03

以下、読書メモ。 すべてのものは関係によって決まる。よって絶対的な価値というものない。從ってすべては無意味である。というロジックを徹底して考えぬいた人だったのだなぁ、という印象。 ものごとは全て関係性によって決まり、独立して存在するものはなにもない。從ってあらゆる価値も関係...

以下、読書メモ。 すべてのものは関係によって決まる。よって絶対的な価値というものない。從ってすべては無意味である。というロジックを徹底して考えぬいた人だったのだなぁ、という印象。 ものごとは全て関係性によって決まり、独立して存在するものはなにもない。從ってあらゆる価値も関係性により決まる。だから道徳・意味・善悪なども最終的な拠り所は存在しない。(ニヒリズム) 確かな価値が存在するように見えるのは人間の愚かな錯覚によるものだ。特定かつ限定的でしかない人間個人個人の認識を他のものごとに対しても容易に当てはめて考えてしまう。またそれを真実だと思い込んでしまう(眺望固定病)。 すべてのものは自らを最大化しようとする(力への意志)。カビはできるかぎり繁殖地域を拡げようとし、やがて別のカビ群とぶつかる。こうしたミクロの世界で起こる力のぶつかりあいと拮抗のバランスが様々なものに影響を与えてゆく。人間の意志についても結局はそうしたものの影響を受けているにすぎず自分で意志を生み出しているわけではない。例えば体内の各器官が力への意志を持っているがゆえに、衝動として眠気を覚えたり、お腹が空いたりする。 以上のことから、時間の経過によってものごとが良くなるとか悪くなるということもできなくなる。全ては錯覚であり、誤謬なのだ。こうしたことを考えぬいていった結果、永劫回帰という発想が生まれた。すべてはよくもならず悪くもならず、同じことをひたすら繰り返す。これが永遠に続く。 これを乗り越える存在として「超人」の設定がほのめかされている。ここらへんは理解しがたい。 終わり

Posted by ブクログ

2010/09/05

キリスト教においては、いかなる行為が善である、何が悪かは神もしくは、神の子であるイエズスの意志や言葉によって決まる。 ニーチェに言わせれば、善悪に限らず道徳と言われているものはすべて、弱者のルサンチマンの産物である。社会の弱者は自分たちだけで寄り集まって、強者をねたみ、その道徳的...

キリスト教においては、いかなる行為が善である、何が悪かは神もしくは、神の子であるイエズスの意志や言葉によって決まる。 ニーチェに言わせれば、善悪に限らず道徳と言われているものはすべて、弱者のルサンチマンの産物である。社会の弱者は自分たちだけで寄り集まって、強者をねたみ、その道徳的弱点を喧伝することで鬱憤を晴らそうとする。 自分ひとりで生きている人は誰もいない。周りには私以外の人々、他人という存在がいるのが普通だ。 自我、もしくはわたしは、ヨーロッパ哲学の伝統において、自由意思の主体もしくは原因と考えられる。 ニーチェの考えによれば、変化は実は見せかけのものにすぎない。どんなにすべてが絶えまなく変化するように見えても、実は同じことの繰り返しだ。しかもそれがいつまでも続くというのである。 価値が信じられれば、今日の努力や仕事によって明日はより良い暮らしをしようと自分を奮い立たせることもできる。ところが、今日、何をしても、あるいはしなくても、結局、何も変わらない。 ニーチェのポイントは、物理的に誰かの人生が何度でも繰り返されるかどうかということではない。むしろ、現在の過程にゴールや終着点はなく、終わりもなく、それは一回性ももたない。 いくら人生に価値も目的もなく、ただいたずらに辛い日々を送らなければならないとしても、いつかはその日々が終わるときが来ると信じることができればなんとか耐えることもできる。 ニーチェは人間は希望を持つ存在だという。人間は常に希望を持つ。しかしニーチェは違うことも言う。何も望むことがない時、人は無を望む。

Posted by ブクログ

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