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ローワンとゼバックの黒い影 リンの谷のローワン4
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2002/12/05 |
JAN | 9784751521144 |
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ローワンとゼバックの黒い影
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商品レビュー
4.1
16件のお客様レビュー
ローワンシリーズ四作目。 今回は攫われた妹を助けるために仲間と共にゼバックへ。 これが最終回なんじゃないかと思う作品で、旅の人も海の民も魔女も仲間入り。 他作品のようなゲーム的な印象を強く受けた。 1作目のトラウマと向き合う、が今作ではトラウマをどう活かすか?にあるように思える。...
ローワンシリーズ四作目。 今回は攫われた妹を助けるために仲間と共にゼバックへ。 これが最終回なんじゃないかと思う作品で、旅の人も海の民も魔女も仲間入り。 他作品のようなゲーム的な印象を強く受けた。 1作目のトラウマと向き合う、が今作ではトラウマをどう活かすか?にあるように思える。イヤではあるが向き合わねばならない、それと生活を送らねばならない、それを使わねばならない時が、今だ。そんな様に思える。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ローワンシリーズも第四弾!今回もとても楽しい一冊だった。 今回のストーリーはかなり王道でワクワクする冒険だ。いままで結んできた縁で結ばれたそれぞれの民族の3人の仲間たちと共に敵地へと妹を取り返しいくというもの。仲間たちそれぞれの活躍やゼバックの文化の描写は中々見どころがある。また一巻から存在感を発揮してきたシバが魔術によるリモートで本格的に参戦したことも興味深い。前々からローワンと同じはみ出しものの彼女には注目していた。ヒントとなる謎めいた詩もそれに伴って増えており、推理しがいがあって楽しかった。 一番好きな部分は最初と最後の文章が反復されている箇所があるところ。グラックに始まりグラックに終わるこの物語を象徴するようであり、とても印象深い演出だった。また、今回は一巻から登場して好きなキャラクターだったアランが活躍したことも結構嬉しかった部分だった。生まれや環境のコンプレックスを持ち、複雑な感情を道化のような振る舞いで隠す彼にはシンパシーを感じており、そうした道化の振る舞いや優しさが仲間たちを救ったり他の仲間に受け入れられてノリス生まれのパーレンが冗談を言うくらいに影響を受けているのは中々に嬉しく読めた。最後のマーリーとの結婚を報告するシーンでは気遣いと母親への感情とマーリーとの関係性を感じられてとても良い。マーリーがアランの足を蹴飛ばしているのもとても良いシーンだ。 終盤には長老のランやバクシャーのスター、家具作りのブロンデンなど、一巻を思い出させるキャラクターたちの視点が挟まり懐かしい気分になった。またかつてのリンの谷の仲間の帰還という意味でも中々印象深い展開で、ローランという存在が何故誕生したかのルーツ、そして彼と世界を共有できる仲間が現れたことはとても良い終わり方だった。そして再登場した山のドラゴンの迫力! 一巻から今まで積み上げてきた諸々が物語に盛り込まれたまるで完結作のような物語だった。それだけに、四つの民族をめぐり、自分のルーツの一つを迎え入れたローワンが最後の5巻では一体何と相対するのか?そこがとても気になってくる部分でもある。早く5巻が読みたいところだ。
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ジールがかっこかわいすぎる…。自信家で勇敢なのに、昔のトラウマに襲われたりって言う弱点もある。そこが人間味が出て魅力的に感じる。
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