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長くつ下のピッピ 新版 岩波少年文庫014
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2005/06/15 |
| JAN | 9784001140149 |
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長くつ下のピッピ 新版
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長くつ下のピッピ 新版
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商品レビュー
4.1
72件のお客様レビュー
世界一つよい女の子ピッピのたくましさ自由さに心奪われる。ピッピは失敗もあるけれど自分の行動に責任をもっている。型破りで凡人にはこわくてできないようなこともやってのけてしまう。
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『長くつ下のピッピ』 #読了 アストリッド・リンドグレーン 大塚勇三訳 岩波少年文庫 ピッピはごたごた荘で、猿のニルソン氏と馬と共にくらす、力もちの女の子。隣の家に住む”ふつう”の子どもたち、アンニカとトミーを巻き込んだピッピとの破天荒な冒険の物語。 子どものころに読んだとき...
『長くつ下のピッピ』 #読了 アストリッド・リンドグレーン 大塚勇三訳 岩波少年文庫 ピッピはごたごた荘で、猿のニルソン氏と馬と共にくらす、力もちの女の子。隣の家に住む”ふつう”の子どもたち、アンニカとトミーを巻き込んだピッピとの破天荒な冒険の物語。 子どものころに読んだときは、ピッピのフィジカルな強さや、大人抜きで生活する自由さがうらやましく、焦がれながら読んだ。 大人になって読んでみると、ピッピは「大人より大人な」女の子だと思う。彼女の自由さのベースには”自立”がある。今日何をするかは自分で決めて、自らの教育も、自らをご機嫌に保ことも、ぜんぶ引き受けている。 ピッピと同じ歳の娘を育てる著者アストリッドが、第二次世界大戦中に、戦地に挟まれたスウェーデンという土地でつづった物語。彼女の子どもたちへの信頼と願いがうっすら見える気がした。 >>p.24 「ええ。でも、おかあさんや、おとうさんは、いないの?」 「いないわ。ひとりもいないのよ」 ピッピは陽気にこたえました。 「でも、そうしたら、夜になって『さあ、もう寝なさい』とか、そんなことを、だれがあなたにいってくれるの?」と、アンニカがききました。 「わたしが、じぶんでいうのよ」と、ピッピはいいました。「さいしょは、まず一回、とてもやさしく、はなしてきかすの。で、もしわたしがいうことをきかないと、もう一度、こんどはきびしくいってやる。それでも、きかなければ、こらしめに、ぴしゃんとぶってやるの。わかるでしょ?」 トミーとアンニカには、どうもよくわかりませんでしたが、ふたりは、「それも、いい方法かもしれないな」とおもいました。 (1.「ピッピ、ごたごた荘に引っ越す」より)
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今年は『長くつ下のピッピ』の初版本が刊行されて、80年の節目にあたる。(お国は違うけど、ムーミンも80周年らしい) なので、ピッピ修行します笑 何せ、ちゃんと話を覚えていなくて…汗 シリーズ3部作も早速取り揃えてきましたが、とりあえず記念すべき1番手から投稿していきます! そして...
今年は『長くつ下のピッピ』の初版本が刊行されて、80年の節目にあたる。(お国は違うけど、ムーミンも80周年らしい) なので、ピッピ修行します笑 何せ、ちゃんと話を覚えていなくて…汗 シリーズ3部作も早速取り揃えてきましたが、とりあえず記念すべき1番手から投稿していきます! そしてゆくゆくは、ピッピ以外のリンドグレーン本も読んでいけたらなーとか思ったり…。 私が最初にピッピを読んだのは高校生の頃で、第一印象は「なんて破天荒でこざっぱりした子なんだろう。仲良くなりたい」というものだった。当時手に取ったのも同じ岩波少年文庫版で、出版社が推奨する対象年齢(小学3・4年生以上)の頃に読んでいれば、もっと影響を受けただろうと思う。 大人になった今読み返しても第一印象のままで、月並みな言い方だが、懐かしい友人に再会したようだった。『リンドグレーンの戦争日記』を読んだ直後だからか、ピッピのマインドや話し方が思いっきり著者と重なる…! 彼女のやることなすことにハラハラしつつも、私は下記の理由からピッピを「人生の師」として仰いでいる。 1、弱きを助け、強きをくじく ピッピは「世界一強い女の子」で、馬を軽々と持ち上げられるほどの怪力の持ち主だ。しかもその力は、いじめっ子を懲らしめたりする等、全て善行に使われている。また、その他運動神経も抜群で、火事で逃げ遅れた子どもたちを見事救い出したりもしている。 崖から飛び降りても無傷、毒キノコを食べてもピンピンしている…といった超人的な面はさておき、立場の弱い人に力を惜しみなく使えるって、なかなか出来ないことである。(本人は、無意識に体が動いているのだと思うけど) 2、自己肯定感が高い 赤毛に、顔いっぱいに広がったそばかす。ピッピはそんな自分の容姿がお気に入りで、シリーズの第二弾では「もっとそばかすを増やす薬が欲しい」とまで宣っている。 ピッピは幼い頃から世界中を旅して周り、父親や船員からも可愛がられてきた。だから自然と自己肯定感が上がり、国や人によって価値観が違うことも早くから学んでいったのだろう。 そう考えると、周囲の価値観から「赤毛+そばかす」を恥じていた『赤毛のアン』や『にんじん』が可哀想に思えてくる。ぜひ、二人をピッピに引き合わせたい。 3、遊びの天才 珍しいものが落ちていないか探し回る「ものさがし」。なるべく地上から離れる「ゆかにおりません」ゲーム…。 ピッピは遊び・楽しみの見つけ方の天才でもある。私も面白おかしいことが大好きなので、これは一番見習いたいポイントかもしれない。 個人的には、木の上でコーヒーブレイクをしたのち、幹の中にみんなで潜り込んでいく…というエピソードが大好き。服のシワやシミを気にしていたアンニカが、コーヒーをこぼしても「なんでもない」と言っていたのが良かった…! “「こわがらなくてもいいのよ!」 ピッピは、おおごえではげましました。 「あぶなくなんかないから。……おもしろいだけよ」”(P 60) 大丈夫!すぐ第二弾まで飛んでいくよ、ピッピ! ついでに、ピクニックで出してくれたようなご馳走を並べて、一緒に80周年をお祝いしよう!
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