フルリーナと山の鳥

ゼリーナ・ヘンツ(著者), 大塚勇二(訳者), アロイス・カリジェ

• 販売会社／発売会社: 岩波書店
• 発売年月日: 1974/12/06
• JAN: 9784001105681

商品レビュー

2021/02/25

ウルスリの妹、フルリーナのお話。

「ウルスリのすず」とセットで読みたい。

子どものとき、飼っていた鳥を逃してしまったことを思い出しました。

1年生のはじめに習うレベルの漢字にはふりがながついていないので、はじめは読み聞かせで、小学生になったら自分で読みたくなるんじゃないでしょうか。

2020/12/08

フルリーナが山鳥を大切に、それこそ目の中に入れても痛くないほど愛情をもって育てていたことがわかる。山に返してやるときは、本当に胸が痛かっただろうな。

2018/11/14

「日の光」を手にすることはできない。その代わりに「光る石」を手に入れる。「オオライチョウ」は自分のものにはできない。でも「赤いリボン」が少女の手に残る。何かを手放した時に、別の何かが舞い込んでくる。
アルプスに暮らすある少女の、ひと夏の出来事を書いたお話です。教訓めいた話や面白おかしくウケを狙う訳ではなく、本当に、ただ単に、「自然の法則」が素朴な文と絵で表現されています。
大げさな表現が溢れる世の中、なんだかほっとする絵本だと感じました。