フルリーナと山の鳥 の商品レビュー
ウルスリの妹、フルリーナのお話。 「ウルスリのすず」とセットで読みたい。 子どものとき、飼っていた鳥を逃してしまったことを思い出しました。 1年生のはじめに習うレベルの漢字にはふりがながついていないので、はじめは読み聞かせで、小学生になったら自分で読みたくなるんじゃないでし...
ウルスリの妹、フルリーナのお話。 「ウルスリのすず」とセットで読みたい。 子どものとき、飼っていた鳥を逃してしまったことを思い出しました。 1年生のはじめに習うレベルの漢字にはふりがながついていないので、はじめは読み聞かせで、小学生になったら自分で読みたくなるんじゃないでしょうか。
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フルリーナが山鳥を大切に、それこそ目の中に入れても痛くないほど愛情をもって育てていたことがわかる。山に返してやるときは、本当に胸が痛かっただろうな。
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「日の光」を手にすることはできない。その代わりに「光る石」を手に入れる。「オオライチョウ」は自分のものにはできない。でも「赤いリボン」が少女の手に残る。何かを手放した時に、別の何かが舞い込んでくる。 アルプスに暮らすある少女の、ひと夏の出来事を書いたお話です。教訓めいた話や面白お...
「日の光」を手にすることはできない。その代わりに「光る石」を手に入れる。「オオライチョウ」は自分のものにはできない。でも「赤いリボン」が少女の手に残る。何かを手放した時に、別の何かが舞い込んでくる。 アルプスに暮らすある少女の、ひと夏の出来事を書いたお話です。教訓めいた話や面白おかしくウケを狙う訳ではなく、本当に、ただ単に、「自然の法則」が素朴な文と絵で表現されています。 大げさな表現が溢れる世の中、なんだかほっとする絵本だと感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏が来て、フルリーナは家族や動物たちと一緒に、山の上にある家に移動します。 山のふもとの村の家には、秋になるまで戻りません。 おやおや、最近読んだ「小さい牛追い」たちと同じですね。 山の家に行くときにフルリーナが持っていた籠には、ニワトリがぎゅうぎゅうに入っています。 フルリーナの前後を歩いているヤギとともに、彼女がその面倒をみます。 山の草原にヤギを連れて行ったとき、フルリーナは狐に襲われたオオライチョウの雛を助けます。 雛はフルリーナになつき、フルリーナも雛をとても可愛がります。 でも…雛は成長するとともに、外の世界に出ていこうとします。 フルリーナは、ますます雛を閉じ込めようとしますが…。 フルリーナは雛を助けて育てるくらいですから、心のやさしい子供です。 最後は雛…もう大きく成長していましたが…の幸せのために鳥を山へ放します。 いえ、自分ではどうしてもできなかったので、お兄ちゃんに放してもらいます。 山の生活はその後も続きますが、山から村へ帰るとき、嬉しいことがおこりました。 開いて左のページに文章、右のページにはカラーの挿絵が付いていますが、実は左のページにもペンで描かれた小さなイラストが、彼女たちの山の生活を生き生きと描写しています。 アルプスのさわやかな空気を、絵を通して感じることのできる絵本でした。 ああ、動物飼いたい。
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中古購入 スイスの絵本? シリーズもの 日本ではなかなか味わえない 女の子の夏の間のステキな経験 動物を愛して育てることの 喜びと哀しみ その想いに対して 神様がご褒美をくれたかのような ステキな宝物 こんな体験ができたら 一生の思い出になりそう 大型絵本に描かれた挿絵も とて...
中古購入 スイスの絵本? シリーズもの 日本ではなかなか味わえない 女の子の夏の間のステキな経験 動物を愛して育てることの 喜びと哀しみ その想いに対して 神様がご褒美をくれたかのような ステキな宝物 こんな体験ができたら 一生の思い出になりそう 大型絵本に描かれた挿絵も とても魅力的 ハウス食品劇場を思い起こす作品 (年がバレる発言)
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小さな女の子のいる人に読んで欲しい。最初は親が、小2か3になったら子どもに読み聞かせてあげて。「…ずっと遠くの…山奥に…みなさんみたいな女の子が住んでいます」
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助けた小鳥とすごす愛おしいひと夏 少女はその手に光をつかまえた ーー青に七色に、全世界が、よろこびおどっているのでしたーー 夏の間山小屋を訪れるフルリーナ一家。その夏、小鳥を助け、愛し育て、辛くも手放すフルリーナ。色と光に溢れた画はリアルとメルヘンが相混じりとても魅力的。...
助けた小鳥とすごす愛おしいひと夏 少女はその手に光をつかまえた ーー青に七色に、全世界が、よろこびおどっているのでしたーー 夏の間山小屋を訪れるフルリーナ一家。その夏、小鳥を助け、愛し育て、辛くも手放すフルリーナ。色と光に溢れた画はリアルとメルヘンが相混じりとても魅力的。 険しくそびえ立つ山、優しく温かな山。青々と広がる草原、そこここに微笑む草花。満点の星空。生きてゆく残酷さと生きる喜びを教えてくれる動物達。自然と人間の共存の在り方を教えてくれるお話。 山小屋のインテリアや登場人物達の洋服なども非常に魅力的で細部まで楽しめる。文字頁に鉛筆で走り書きのように描かれた小さな挿絵がまた愛らしく、絵本そのものにゆるやかな流れを添えている。絵のタッチは全然違うものの絵と文とが一体化した技法ヴァージニアリーバートン(『ちいさいおうち』など)の流れを受けた作品であるのかもしれない…?
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夏の山小屋。ライチョウのヒナとの出会いと別れ。 スイスの花畑、星明かりの夜。光の水晶。 カリジェの絵本のなかで一番のおすすめ。
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