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愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎 集英社新書ヴィジュアル版
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愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎 集英社新書ヴィジュアル版

小宮正安【著】

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愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎 集英社新書ヴィジュアル版

定価 ¥1,100

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2007/09/19
JAN 9784087204094

愉悦の蒐集

¥715

商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2022/02/06

それはヨーロッパで16~18世紀に作られた博物陳列室。 貴重、珍品、奇妙、膨大な、蒐集された品々を歴史と共に紹介。 プロローグ 第1章 遊べ!ヴンダーカンマー 第2章 宇宙の調和を求めて  第3章 術のある部屋 第4章 ヴンダーカンマー縦横無尽 第5章 バロックの部屋にて 第6章...

それはヨーロッパで16~18世紀に作られた博物陳列室。 貴重、珍品、奇妙、膨大な、蒐集された品々を歴史と共に紹介。 プロローグ 第1章 遊べ!ヴンダーカンマー 第2章 宇宙の調和を求めて  第3章 術のある部屋 第4章 ヴンダーカンマー縦横無尽 第5章 バロックの部屋にて 第6章 ヴンダーカンマーの黄昏 エピローグ カラー画像多数。参考文献有り。 現存する主なヴンダーカンマー関連施設の所在地。 15世紀イタリアに始まり、16~18世紀のヨーロッパで盛んに 造られた、ヴンダーカンマーは、博物館の元祖とも言われる。 今も残る場所、記録、蒐集品から、その姿を探る。 場所は城、宮殿。秘密扉や、秘密基地みたいな部屋も。 蒐集者は、王侯貴族の当時の覇者たち・・・世界の調和を夢想。 バロック期は強国の威信誇示のために。 後世は、世界初期の公共博物館のキルヒャー博物館の登場。 更に、学者や庶民にも蒐集者が登場し、蒐集室を満たしていく。 教会だって、カトリックもプロテスタントも蒐集する。 だが、混沌は整理整頓へ。そして前近代の遺物となる。 そして時は20世紀、シュルレアリストの再評価で、復権。 蒐集品は、混沌・・・奇妙な珍品、胡散臭い自然物や紛い物。 他民族、怪物、自動機械、自然と人工の融合、キメラ。 宇宙、世界、錬金術、魔術、数、音、四元素等の具現化。 人間盆栽は科学か?知か?悪趣味か? なんか凄いモノを見ちゃった感で、蒐集の奥深さというよりも 凄まじさと物欲がバリバリと迫ってくるような、部屋と蒐集品の 存在の強さ。集めることの情熱が過渡になって極めると、 かくも混沌に・・・でも、考えれば多様性の一面なのかも。 思えば、熱海の「まぼろし博覧会」は日本版ヴンダーカンマー なのかもしれない、と。

Posted by ブクログ

2021/06/17

寝られないので読んでいたら、朝になっていた。 珍品の部屋、ヴンダーカンマー。 そうか、もしかして、自分の目指しているのはこれなのかもしれないなと思った。

Posted by ブクログ

2019/10/06

新聞でヴンダーカンマーの記事を見てから ずっと読みたかった一冊。 一見すると気味が悪いコレクションなのだけど 権力の象徴であることが興味深かった。 ヴンダーカンマーを知ることで 西洋史が分かるのも面白い。 祖父母の家には規模こそ小さいけれど 同じように蒐集品だらけの部屋があった。...

新聞でヴンダーカンマーの記事を見てから ずっと読みたかった一冊。 一見すると気味が悪いコレクションなのだけど 権力の象徴であることが興味深かった。 ヴンダーカンマーを知ることで 西洋史が分かるのも面白い。 祖父母の家には規模こそ小さいけれど 同じように蒐集品だらけの部屋があった。 どこか懐かしさを感じたのかもしれない。 個人的には整理整頓させたくなってしまうのだが このように雑多に配置するのも面白いかもしれない。

Posted by ブクログ

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