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愛その他の悪霊について
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2007/08/30 |
| JAN | 9784105090166 |

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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
スペイン領コロンビアの時代、両親に冷遇され奴隷小屋で黒人に育てられたシエルバ・マリア。 ある日市場で野良犬に咬まれ、当時流行していた狂犬病の疑いがかかる。 彼女は時折悪魔に取り憑かれたように奇声を発し暴れ出す。 この症状は狂犬病のものなのか、それとも悪霊に取り憑かれた結果なのか。...
スペイン領コロンビアの時代、両親に冷遇され奴隷小屋で黒人に育てられたシエルバ・マリア。 ある日市場で野良犬に咬まれ、当時流行していた狂犬病の疑いがかかる。 彼女は時折悪魔に取り憑かれたように奇声を発し暴れ出す。 この症状は狂犬病のものなのか、それとも悪霊に取り憑かれた結果なのか。判然としない中、奇行が続く娘の面倒をするうちに愛情が生まれる父。しかしどうすることもできなくなり無神論者の医者の反対を押し切り、「悪霊の仕業である」と主張する教会の促すまま修道院に預けることに。 一方、教会側、司教の側近でもあるデラウラは修道院の独房に閉じ込められたマリアに接するうちに、彼女に対する愛が生まれ始める。そして生まれた愛と信仰の狭間で苦悩する。あるいはまだ幼いマリアはデラウラの愛を試すようなことをしながら、徐々に愛を知るようになる。 果たしてそれぞれの愛の行く末は。 というのがだいたいのあらすじ。190ページ弱と中編くらいのボリュームなのだけれども、特に前半は少し読みにくい。 舞台が18世紀で、奴隷制、そして奴隷との生活、当時の教会等の背景がピンとこない部分があったということと、あとは地名にしろ人名にしろ聞き慣れない名前が大量に出てくることでイメージがしにくい。 マリアが犬に咬まれた後、そのままマリアに焦点が当てられて話が進むのではなく、それを取り巻く父であったり母であったり、あるいは医師のアプレヌンシオだったりの人となりが挿入され、「あれ、この人だれだっけ」的な迷子が多発する。 それでも我慢して後半に至ると、そこからはなんというか、マルケスならではの南米的激情。ページから愛がほとばしる。その愛が適切か不適切かなどということは一切問題にならない。どんな理性も、どんな知性も、愛の前には些細なことであり、たとえ身を滅ぼすことがわかっていようが、激情に身を委ねることこそが正解なのだということを我々に知らしめる。 読んだ後にぽかんとする。 でも、それが正解なんだと思う。面白いかどうかとか、わからない。とにかく愛がほとばしったあとに、ぽかんとする。
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悪魔憑きとされた少女と、敬虔な男が恋に落ちる話。 どうしようもない人々の中で、愛だけがきらめいていた。 悪が作られる瞬間の虚しさ
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人はこんなにも孤独なのか…人々があまりに愛とすれ違い過ぎて、孤独と切なさに胸を打たれて本を閉じる。読み始めた時は、ただのジャーナリズム的な物語かと思ってなかなか引き込まれなかった。が、exorcismoを任されたdelauraがsierva mariaのもとの通うようになってから...
人はこんなにも孤独なのか…人々があまりに愛とすれ違い過ぎて、孤独と切なさに胸を打たれて本を閉じる。読み始めた時は、ただのジャーナリズム的な物語かと思ってなかなか引き込まれなかった。が、exorcismoを任されたdelauraがsierva mariaのもとの通うようになってからの、物語に血が通ったかのような魅力は魔法としか思えない。
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