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ローマ人の物語(29) 終わりの始まり 上 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2007/08/27 |
JAN | 9784101181790 |
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ローマ人の物語(29)
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ローマ人の物語(29)
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商品レビュー
3.8
38件のお客様レビュー
自省録のマルクス・アウレリウスの治世。賢帝と呼ばれるが、何かを見落としていたから彼の治世後ローマは終焉に向かうのではないか。そんな視点が随所に入っている。後世から見ればそうなのだろうけど、平和ボケではないが、平和だからこそ気付けないことがあるのだろうと思う。だから、今の日本、私た...
自省録のマルクス・アウレリウスの治世。賢帝と呼ばれるが、何かを見落としていたから彼の治世後ローマは終焉に向かうのではないか。そんな視点が随所に入っている。後世から見ればそうなのだろうけど、平和ボケではないが、平和だからこそ気付けないことがあるのだろうと思う。だから、今の日本、私たちも何か大切なことを軽く見ていたり、気にも止めていない、ということがあるのかもしれないと、ちょっと怖い気持ちになる。だけど、やはり賢帝アウレリウス。ちゃんと抑える所は抑え、とても誠実に皇帝として活動している。これを読んだ後自省録を読むと、深さが違うのだろうな。
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マルクス・アウレリウスのお話し。 神経質な感じがするけど結構好き。 16、インペラトール・カエサル・マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥス
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ハドリアヌス帝に見出されたマルクス・アウレリウスはアントニウス・ピウスの養子となり、その統治を身近で学び、161年ローマ皇帝になる。弟のルキウスと共同で皇帝となる。繁栄したローマ五賢帝時代最後の皇帝である。 「自省録」という日々の内省と思索に満ちた倫理書を書いた。「人間は公正で善...
ハドリアヌス帝に見出されたマルクス・アウレリウスはアントニウス・ピウスの養子となり、その統治を身近で学び、161年ローマ皇帝になる。弟のルキウスと共同で皇帝となる。繁栄したローマ五賢帝時代最後の皇帝である。 「自省録」という日々の内省と思索に満ちた倫理書を書いた。「人間は公正で善良でありうるかなどと、果てしない議論を続けることは許されない。公正に善良に行動すること、のみがもとめられているときが来ている」 当時のローマは、他民族・多文化・多宗教が共生し誰にでも通じる法律の整備がなされ、広大な領域での民主的な統治体制が確立した、まさに繁栄の大帝国が実現されていた。 しかし170年、帝国にとって最も重要なドナウ河防衛線が異民族に破られ、「リメス破らる」の「最悪の年」になってくるのである。 満れば欠くる、ローマ帝国衰亡への始まりである。
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