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分裂病と他者 ちくま学芸文庫
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分裂病と他者 ちくま学芸文庫

木村敏【著】

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分裂病と他者 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2007/08/10
JAN 9784480090898

分裂病と他者

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商品レビュー

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2020/04/12

 「精神科の『病気』は、自己が自己自身であることの病いだということができる。…分裂病患者…内面の歴史…『自己』の確立を求めて挫折した道程の記録となっている。…{神経症、躁鬱病、パラノイアの}違いは、それぞれにおいて求められている『自己』のイメージが違うという点に帰着するだろう」(...

 「精神科の『病気』は、自己が自己自身であることの病いだということができる。…分裂病患者…内面の歴史…『自己』の確立を求めて挫折した道程の記録となっている。…{神経症、躁鬱病、パラノイアの}違いは、それぞれにおいて求められている『自己』のイメージが違うという点に帰着するだろう」(第10章「自己の病理と「絶対の他」、279ページ)  症例名にこだわらず(いまは分裂病とは呼ばない)、自己の哲学を患者を具体例につくろうとしていると読みたい。治療に「役立つ」かどうかは別問題。  考え方(方法論)を学ぶならこの本より、『時間と自己』を先に読むとわかりやすいと思います。レビューも書きました。 https://booklog.jp/item/1/4121006747

Posted by ブクログ

2019/09/01

精神病理から人間存在の本質にいたる思索をさらに深め、分裂病者にとっての「他者」の問題を徹底して掘り下げた木村精神病理学の画期をなす論考。ハイデッガー、西田幾多郎らに加え、デリダ、ラカン、レヴィナスなどの構造主義と正面からわたり合い、自己と他者との関係のありかたを「あいだ=いま」と...

精神病理から人間存在の本質にいたる思索をさらに深め、分裂病者にとっての「他者」の問題を徹底して掘り下げた木村精神病理学の画期をなす論考。ハイデッガー、西田幾多郎らに加え、デリダ、ラカン、レヴィナスなどの構造主義と正面からわたり合い、自己と他者との関係のありかたを「あいだ=いま」という本質的な項を媒介として見つめ直す

Posted by ブクログ

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