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野川 講談社文庫
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野川 講談社文庫

古井由吉【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2007/08/10
JAN 9784062758253

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2022/11/04

いつもより言葉がスルスルと流れていく。 読んでいくうち、作者の過去から現在を繋ぐ一本の記憶を、表題の野川を辿っていくようにしっかりと感じ取れた。 後期の古井由吉の中でも出色の出来だと思った。

Posted by ブクログ

2020/04/22

年老いた主人公にまつわる死生観の話、と言うのが正しいだろうか。主人公の現実と意識が入り混じり、どこまでが現実でどこからが幻かわからない世界観のなか、話は進行していく。 2月の訃報まで著者を存じ上げていなかったが、記事で気になっていた。途中まどろみながら、ペースの上がらないなか、な...

年老いた主人公にまつわる死生観の話、と言うのが正しいだろうか。主人公の現実と意識が入り混じり、どこまでが現実でどこからが幻かわからない世界観のなか、話は進行していく。 2月の訃報まで著者を存じ上げていなかったが、記事で気になっていた。途中まどろみながら、ペースの上がらないなか、なんとか読破。これまで体験したことのない世界観に慣れないまま終わってしまった感覚。本書のようなあまり掴みどころのない話の経験値が足りないせいか。

Posted by ブクログ

2018/11/05

新聞に載っていた著者の文章に惹かれて買ったもの。全編にわたって夢と現をどちらとも知れず漂うような小説。六十を越えて生から死を観じる主人公と、戦中の空襲や、青春時代の記憶などが入り混じる。

Posted by ブクログ

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