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NO.6(#3) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/08/09 |
JAN | 9784062758017 |
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商品レビュー
4.1
73件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
紫苑が都市に住んでいた頃の、唯一の友だちと言っていい沙布が治安局に連行された。 それを目撃していた火藍は、メモをネズミに託すが、それが息子を窮地に追いやることになるのではと思うとじっとしてはいられなくなる。 しかしNO.6は、監視社会であり、密告社会でもあるのだ。 それを教えてくれた楊眠(ようみん)は、味方なのだろうか。 そして、油断をすると足を掬われるような社会が、平和で安全だと言えるのか、と火藍は考えるのだった。 沙布のことを知らせると、絶対に紫苑は後先も考えずに救出に飛びだしていくはずだと思うと、ネズミはそれを紫苑に知らせることもできず、とりあえず沙布が連れ去られたという矯正施設についての情報を集め始める。 一方紫苑は、古着屋で沙布のコートを見つけ、沙布に何かあったのではと思い、ひとりNO.6に潜入しようと家を出る。 そんな紫苑の前に現れたのが、ネズミ、イヌカシ、力河だった。 彼らはまず沙布に関係しそうな情報を集め、作戦を立ててから行動に出ることを決めた。 ところまで。 この巻で救出まで行っちゃうかと思っていたから、話の進みの遅さにちょっとがっかり。 でも作者によると、その先の彼らの行動を考えると、誰かの血が流される可能性が高い。 そのとき、彼らの若い魂の内が急激な変容を遂げざるを得ないとき、作者はその事実をどう受け止め、どう書くかを考えながらのこの巻の執筆だったらしい。 作者がそこまで考え、彼らに寄り添うように書いたその先のストーリーを楽しみに待つことにする。
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理想郷とその闇を描いた作品で 舞台はSFながら 今現代のさまざまな課題が取り上げられた作品でした。 児童小説?になるのかな、文体も凝ったものでなくてとても読みやすくまた面白かった。 紫苑とネズミ、他登場人物も魅力あるキャラクターなので全9巻、最後まで読みたいと思います。
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