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二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? 人口減少社会の成長戦略 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2007/08/10 |
JAN | 9784167431143 |
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二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
二宮金次郎は、仕事の合間も、寸暇を惜しんで勉強しました。で、偉い人になりました。以上。 …というのが、(オレも含めて)多くの人の二宮金次郎に関する知識のすべてではないだろうか? ところが、この本を読むと次々に目からウロコが落ちる。 金次郎は、身の丈6尺(約180cm)を超え...
二宮金次郎は、仕事の合間も、寸暇を惜しんで勉強しました。で、偉い人になりました。以上。 …というのが、(オレも含めて)多くの人の二宮金次郎に関する知識のすべてではないだろうか? ところが、この本を読むと次々に目からウロコが落ちる。 金次郎は、身の丈6尺(約180cm)を超える大男だった。 薪は、苦労してかき集めてホソボソと売り歩く、という商品ではなかった。(燃料として高利益商品であり、金次郎自身、「山を自ら所有して」調達した) 人口の流出で荒廃した地方の領地に赴き、その財政を独自に(実践から)培った金融理論をもって建て直した。 さらに、物語は時代を超えて現代へと飛ぶ。 金次郎の時代…江戸時代後期は、幕府・藩の財政は逼迫、経済が停滞し、とくに地方で人口も減少傾向にあった。つまり、現代の社会情勢に重なる。 金次郎が行った(行おうとした)財務政策の基本的考えは、実は今こそ使えるのではないか。 土木土建に偏重しているカネや人を農業に配置し直し、江戸時代にそうであったように「総合産業」として発展振興してはどうか。と、課題と解決を現代に引き写していく。 好著。
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序章 皇室は鏡のように 第1章 人口減少社会に挑戦した男 第2章 積小為大 第3章 福利の魔力 第4章 偉大なる発明「分度」 第5章 見捨てられた領地の再生 第6章 希望の未来を指し示す 第7章 カギは農業にあり 終章 二宮金次郎は現代に蘇る
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薪を背負って勉強する姿は努力の象徴ではなく効率の象徴だった…。二宮金次郎がどのような人物だったのか興味を持たずにこれまで来たことに反省。
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