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多世界宇宙の探検 ほかの宇宙を探し求めて
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BP出版センター |
発売年月日 | 2007/07/30 |
JAN | 9784822282936 |
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多世界宇宙の探検
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
多世界宇宙とか、人間原理などなどの話しは、これまで、「パラレルワールド」、「幸運な宇宙」などなどを読んできた。ので、まあ復習程度の感覚で読んでみたのだが、これがなかなか骨のある本だった。 一見、やさしげな語り口だし、最初の100ページくらいは、すらすらと楽しんで読めるのだが、...
多世界宇宙とか、人間原理などなどの話しは、これまで、「パラレルワールド」、「幸運な宇宙」などなどを読んできた。ので、まあ復習程度の感覚で読んでみたのだが、これがなかなか骨のある本だった。 一見、やさしげな語り口だし、最初の100ページくらいは、すらすらと楽しんで読めるのだが、だんだん分からなくなってきて、最後のほうは、細かい説明を理解するのはあきらめて結論とインプリケーションだけを読んで行く感じになってしまった。 これまで読んだ本が、どちらかとういうと超ひも理論の余剰次元の巻き取り構造の問題や標準モデルにおける定数の決定などの問題から、多世界宇宙の可能性にアプローチするのに対して、これは基本的にはインフレーション理論からアプローチする。 なんて、書くといかにも分かったふうだけど、これまでインフレーション理論の本は読んだ事がないので、なかなか理解に苦しむとともに、新鮮味も多かったな。 要するに著者の宇宙論は、 ・無からの量子的なゆらぎのトンネル効果で宇宙が生じた ・これは多くのトライアルがあって、そのうちの一つがこの宇宙になった ・この宇宙は永遠に超光速でインフレーションし続けている ・よって、さまざまな物理定数をもつ膨大な島宇宙を内包しており、私たちの宇宙はたまたま人間が住めるような物理法則でできているもの ・こうした島宇宙は永遠に生じ続けているので、島宇宙の数は無限である ・よって、この宇宙と同じ構造を持つ宇宙、この地球と全く同じ地球を持つ宇宙、この私と全く同じ私をもつ宇宙が無限にある ・この私は、さまざまな運命をたどっているとともに、今の私と同じ運命の宇宙も無限にあることになる という世界観でしょうか? キリスト教的な創造論、東洋的な永遠の宇宙論を統合して、ニーチェ的な永劫回帰に到達した世界観といえようか。 これって、物理学?自然科学なの? なんてことは、もうどうでもいいじゃないか、という気になる本であった。 理解度が追いついていないので、★は一つさげて、4つにしておくが、とてもスリリングな本だと思う。
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現在の宇宙物理学の最先端は宇宙をどう考えているか、というのが判る本だ。統一された見解はないが、どういう方向で宇宙をとらえているのかは判る。そしてこの本とは少し違う方向を示している本がすでに出ているので、そちらも気になる。リサ・ランドール著「ワープする宇宙」。途中まではおさらいのよ...
現在の宇宙物理学の最先端は宇宙をどう考えているか、というのが判る本だ。統一された見解はないが、どういう方向で宇宙をとらえているのかは判る。そしてこの本とは少し違う方向を示している本がすでに出ているので、そちらも気になる。リサ・ランドール著「ワープする宇宙」。途中まではおさらいのようにこの本と同様なんだとは思うけれど。 難しいと言えば難しい本だ。完全に理解しようと思ったらきっとページは止まってしまう。そう考えずにとりあえず、全部読もうとした方がいい。どこまで自分が判ったかよりも、物理学者たちがどう考えているかを知った方がいい。 著者自身の考えである、「無からトンネル効果で宇宙が始まる」というのがとてもすっきりする。それは著者のアイデアだからなのかもしれないが、今の最先端で宇宙をどうとらえているかを知るにはいい本だ。 判らない言葉? そんなのはほっておけばいい。
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