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硫黄島玉砕戦 生還者たちが語る真実
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2007/07/27 |
JAN | 9784140812488 |
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硫黄島玉砕戦
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商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
硫黄島で戦った日本とアメリカ両国の人達の言葉はとても重いものがありますが、印象的だったのは61年後の2006年にNHK取材班が実際に硫黄島を訪れた様子を書いた序章です。 取材班と称した四人の著者が巻末にそれぞれ記してありますが、本物のNHKの記者なのか、それとも外部の雇われ記者...
硫黄島で戦った日本とアメリカ両国の人達の言葉はとても重いものがありますが、印象的だったのは61年後の2006年にNHK取材班が実際に硫黄島を訪れた様子を書いた序章です。 取材班と称した四人の著者が巻末にそれぞれ記してありますが、本物のNHKの記者なのか、それとも外部の雇われ記者なのかは特に問いません。とにかく今という時代を共に生きる我々と同じ生身の人間が実際に硫黄島を訪れ、栗林中将が指揮を執っていたとされる地下司令部豪の様子を書いたくだりは読んでいるだけで息苦しくなるほどで、狭くて暗い所が苦手な閉所恐怖症の人は耐えられない圧迫感です。加えて喉の乾きと飢えと死の恐怖が加わったら一体どんな感じだろう?と想像してみても、平和ボケした私には全く想像が及びません。 太平洋戦争ものを読むたびに軍上層部への怒りと惨めな負け戦の実体を知り、島で亡くなった2万人の命の粗末な扱われ方もまた、この本から学ぶことができます。
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2018/11/1読了 ラジオ特番を聞いて、改めて戦争を読んでみよう と思ったのだが 冷静に終わりまで読めたものではなかった。ので ざっくり読みで あまりにむごく、想像のできない、したくないのが正直なところ。正常でいられない世界から生還した人たちは どんな思いでこのインタ...
2018/11/1読了 ラジオ特番を聞いて、改めて戦争を読んでみよう と思ったのだが 冷静に終わりまで読めたものではなかった。ので ざっくり読みで あまりにむごく、想像のできない、したくないのが正直なところ。正常でいられない世界から生還した人たちは どんな思いでこのインタビューに挑んだのだろうか。 関連物は知りたい、読みたいと思う反面 そのむごさや残酷さを吟味する勇気がありません。 それほどに愚かなことを、この先で再びあってはならないと 強く強く思う。
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2007年刊。 「近ごろ、戦争が起きたらどんなことになるかも知らずに、戦争を語る人が増えている。自分たちの記憶は冥土に持っていくこともできるが、…聞いておいてもらったほうが子孫のためになる」と語る日本兵。 「戦争は本当にばかげている。戦争を起こすのは…ソファに…身を沈めた、戦場を知らない人間だ」と語る硫黄島生還米兵。 旧軍人の冷たい目線に耐え、真実を話さずに時は流れた。その生還兵が「戦友の勇敢さ、戦友を庇いあう友情」といった美談とは別の、隠れた凄惨な事実を語りだす。 そう硫黄島は太平洋戦争の最大の激戦地。 万歳突撃が許されず、武器弾薬も援軍も水・食料もない中で即死を願う兵士たち、死体の山に身を隠し生き延びた兵士、投降に応じた下級兵を後ろから射殺した日本軍将校、自決に失敗し重傷を負った兵士の悲惨な成り行き、死んだ兵隊の持ち物をあさる友軍兵士、負傷兵ばかりで切り込みに行かせた将校(口減らし目的)、投降勧告兵が残置した食料品を奪い合う兵士。 栗林中将の手紙などといった綺麗ごとで済まされない事実が本書には詰まっている。
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