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東京大学の歴史 大学制度の先駆け 講談社学術文庫1799
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/01/12 |
JAN | 9784061597990 |
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東京大学の歴史
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
ずっと放っておいておいたものを読んでみた。東大の歴史をテーマごとに辿り、それがひいては日本の大学の歴史にもなるという本である。
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日本の大学史において,否応なく範例としての役割を背負う東京大学の歴史を,テーマ別にコンパクトに叙述する.卒業式はいつからあるのか,どうして新学期は4月なのか,といったわたくしたちの身近な問題を,歴史から読み解く好著.
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本書の初出の一部である「プロムナード東京大学史」は昨年読んでいたが、今講義を受けている政策論の参考とするために再度読んでみた。表題にかかわらず、本書は日本の高等教育制度を概観するのに最適である。江戸末期からの最近までの改革史が文庫本1冊で通観できるメリットは大きい。ちなみに、「講...
本書の初出の一部である「プロムナード東京大学史」は昨年読んでいたが、今講義を受けている政策論の参考とするために再度読んでみた。表題にかかわらず、本書は日本の高等教育制度を概観するのに最適である。江戸末期からの最近までの改革史が文庫本1冊で通観できるメリットは大きい。ちなみに、「講座制」の説明は、本書が一番わかりやすいと思う。 最近に新聞紙面をぎわせている大学の秋入学は、実は帝大以前の東大では「分科大学通則」で規定されていた。それが覆ったのは山川総長時代(旧制大学令が施行された時期)だった。その理由は、学校段階の接続の無駄をなくし、修業年限を短縮するためだった。 意外だったのは、東大は明治期に有職者に学びの機会を提供していたことだ。法科大学は、1900年には大学院進学者の7割近くが行政官・司法官・弁護士・会社員だった。院生の図書館開放も「便宜」として位置づけられた。こうした雰囲気があるから、現代の職業人養成も違和感なく運用されているのかもしれない。
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