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石橋湛山評論集 岩波文庫
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石橋湛山評論集 岩波文庫

松尾尊兌(著者)

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石橋湛山評論集 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1984/08/01
JAN 9784003316818

石橋湛山評論集

¥605

商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2022/08/19

急激にはあらず、しかも絶えざる、停滞せざる新陳代謝があって、初めて社会は健全な発達をする。人は適当の時期に去り行くのも、また一の意義ある社会奉仕でなければならぬ。『石橋湛山評論集』 ********************** (山東省ドイツ権益の獲得。21か条(1915)を受...

急激にはあらず、しかも絶えざる、停滞せざる新陳代謝があって、初めて社会は健全な発達をする。人は適当の時期に去り行くのも、また一の意義ある社会奉仕でなければならぬ。『石橋湛山評論集』 ********************** (山東省ドイツ権益の獲得。21か条(1915)を受けて)(英米仏など)は日英同盟の破棄を手始めに、何国かをして、日本の頭を叩かせ、日本の立場を転覆せしむるか、それとも連合して日本の獲物を奪い返す段取りに行くのではなかろうか。その場合は、今回得た物の喪失だけでは到底済まず、一切の獲物を元も子もなく、取り上げられるであろう。これ吾輩の対支外交を以て、帝国百年の禍根をのこすものとして、痛憂おく能わざる所以である。1915 1921 四カ国条約、日英同盟の破棄 1922 九カ国条約、山東省、旧ドイツ権益の喪失

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2019/12/05

石橋湛山 政治評論集。軍備全廃と非侵略の絶対的平和主義の立場。正論だと思うが、あまりに理想的で、著者に政治外交のリーダーを託すことは 危険な気がした。 長期的な理想は こうあるべきだと思う。しかし、理想を求めるあまり、軍備を否定し、各国の利益を無視する姿勢は 国際関係の中では...

石橋湛山 政治評論集。軍備全廃と非侵略の絶対的平和主義の立場。正論だと思うが、あまりに理想的で、著者に政治外交のリーダーを託すことは 危険な気がした。 長期的な理想は こうあるべきだと思う。しかし、理想を求めるあまり、軍備を否定し、各国の利益を無視する姿勢は 国際関係の中では、何も動かない状況に陥るのではないかとも思う  日本防衛論 *軍隊により日本を防衛することは不可能〜世界のどこの国の軍隊より強大でなければいけないから *軍備の拡張は、国力の消耗〜国防を全うできないばかりでなく、国を滅ぼすことになる *自衛と侵略は区別できない〜自衛軍備しか持たないはずの国々において戦争が発生している *原子力兵器の発達は 人類の滅亡を意味する 太平洋戦争の終了=更生日本の門出 *原子爆弾の出現は 世界のあらゆる兵器を無効ならしめた *日本は世界平和の戦士〜ここに更生日本の使命

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2016/01/06

ずっと積んでいたが、「東洋経済」のアーカイヴが電子化されたのを販売する立場になって、思い出して読んだ。自由主義の人、というのは聞いていたが、想像以上に一本筋の通った評論を貫いた人だった。あの時代の渦中にいて、植民地不要論や軍備全廃論を堂々と唱えていることに驚くし、その炯眼は素晴ら...

ずっと積んでいたが、「東洋経済」のアーカイヴが電子化されたのを販売する立場になって、思い出して読んだ。自由主義の人、というのは聞いていたが、想像以上に一本筋の通った評論を貫いた人だった。あの時代の渦中にいて、植民地不要論や軍備全廃論を堂々と唱えていることに驚くし、その炯眼は素晴らしい。婦人論や綱紀粛正の行き過ぎを戒める論はそのまま現代に通じそうだ。他国のナショナリズムに対する態度にも心打たれる。戦時中、新聞より雑誌には弾圧は緩かったとも言われるが、レトリックを駆使し持論を展開したその努力も大きいのではないか。

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