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東京に暮らす-1928~1936 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 1994/12/20 |
| JAN | 9784003346617 |
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東京に暮らす-1928~1936
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東京に暮らす-1928~1936
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商品レビュー
3.8
30件のお客様レビュー
キャサリン女史の東京…
キャサリン女史の東京での暮らしが、ユーモラスに簡潔な文章で記されている。色々なすれ違いがあるが、それをおおらかな目でみつめている。当時の日本の風俗とともにとても興味深い本です。
文庫OFF
著者は外交官の夫について日本で暮らした普通のイギリ女性女性の見聞記。 幅広い教養と関心に基づいて日本の庶民生活を描いている。 滞在期間は1928年から1936年の8年間。 これは昭和3年から昭和11年である。昭和3年は初の普通選挙が実施された年であり、11年は2.26事件...
著者は外交官の夫について日本で暮らした普通のイギリ女性女性の見聞記。 幅広い教養と関心に基づいて日本の庶民生活を描いている。 滞在期間は1928年から1936年の8年間。 これは昭和3年から昭和11年である。昭和3年は初の普通選挙が実施された年であり、11年は2.26事件が起こった年だ。この二つの事柄から歴史的に当時の日本がどのような状況であったのか想像できるだろう。 5年後の昭和16年の暮れには真珠湾攻撃が勃発する。それまでの不気味ながらも平和だった日本の庶民の暮らしや、風俗やら、たべもの、しきたり、観光などさまざまな目についた、気になった事々が抑制された文章で綴られている。 明治維新の頃の風景、風俗を思い起こさせられる世界だけど、100年足らずの昔の世界描写なのだ。そして、そこは親の世代の世界である。ある日突然に変化するのではなく、私自身も見聞きしたり体験した名残の世界でもあり、そのしっぽは今も引きずっている。 そう思うと、80年前はそんなに遠い過去ではない、今日が昨日の続きのように。 つまり、本書は遠くなったふるさとのような気にさせてくれたのだ。 今でもそうだけど白人は有色人種を下に見ている。しかも、日本は300年も鎖国していて文明に大きく遅れていたから西洋に追いつけ追いつけと懸命な時だった。英国人の著者の目も当然ながら下を見る眼になってしまうのは仕方ない、と思う。 それでも懐かしい昭和初期を思い起こさせてくれてその筆力が素晴らしい。欲を言えば欧米列国からいじめにあって不穏な道を行こうとしていた日本の一面をどう思っていたかも描いて欲しかったかもしれない。 庶民の暮らしが、消えつつある職人の世界なども紹介されているのは救いだ。 もう一度読みたいし若い人にも勧めたい一冊だた。
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おすすめ。 #興味深い #日本を知る #読みやすい 書評 https://naniwoyomu.com/15766/
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