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栽培植物と農耕の起源 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 1966/01/01 |
| JAN | 9784004161035 |
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栽培植物と農耕の起源
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栽培植物と農耕の起源
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商品レビュー
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34件のお客様レビュー
初版は1966年1月なので、かなり昔の本です。 でも、書かれていることは大昔の栽培植物と農耕の起源ですから、古くても問題ないです。 私が手にしたのは、2024年4月発行の第67刷でした。 果物の中では、バナナが一番たくさん作られていること、 小麦や米などの穀類は野生種には多年草の...
初版は1966年1月なので、かなり昔の本です。 でも、書かれていることは大昔の栽培植物と農耕の起源ですから、古くても問題ないです。 私が手にしたのは、2024年4月発行の第67刷でした。 果物の中では、バナナが一番たくさん作られていること、 小麦や米などの穀類は野生種には多年草のものもあるけれども、栽培植物になったのはすべて一年草であること、 小麦と米を比較すると、米のほうが美味しいので、どちらも栽培できる地域では米が主流になることなど、いろいろとおもしろい知識を得ることができました。 人類の文化のおおもとは農耕なのだから、農耕の起源を知ることはアジアの文化、アフリカの文化、ヨーロッパの文化などを理解するのに一助になると思いました。
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ニンゲンは生きるために食べてきた。食べるために農作物を育ててきた。ニンゲンの生きる糧だった。中尾佐助は『「文化」というと、すぐ芸術、美術、文学や、学術といったものをアタマに思い浮かべる人が多い。農作物や農業などは「文化圏」の外の存在として認識される。 しかし文化という外国語...
ニンゲンは生きるために食べてきた。食べるために農作物を育ててきた。ニンゲンの生きる糧だった。中尾佐助は『「文化」というと、すぐ芸術、美術、文学や、学術といったものをアタマに思い浮かべる人が多い。農作物や農業などは「文化圏」の外の存在として認識される。 しかし文化という外国語のもとは、英語で「カルチャー」、ドイツ語で「クルツール」の訳語である。この語のもとの意味は、いうまでもなく「耕す」ことである。地を耕して作物を育てること、これが文化の原義である。 これが日本語になると、もっぱら「心を耕す」方面ばかり考えられて、はじめの意味が、きれいに忘れられて、枝先の花である幻術や学問の意味のほうが重視されてしまった。 しかし 根を忘れて花だけを見ている文化観は、根なし草にひとしい』といって、本書ははじまる。 中尾佐助は「農業を、文化としてとらえてみると、そこには驚くばかりの現象が満ちみちている。 ちょうど宗教が生きている文化現象であるように、農業はもちろん生きている文化であって、 死体ではない。いや 農業は生きているどころではなく、人間がそれによって生存している文化である。消費する文化でなく、農業は生産する文化である」という。 中尾佐助は「1本のムギ、1茎のイネは、その有用性のゆえに現在にも価値がある。それはもっと価値の高い文化財であるといえよう。われわれがふつう見るムギやイネは、人間の手により作り出されたもので、野菜のものとまったく異なった存在であることを知る必要がある。 純粋な野生植物から再びイネとムギの品種を作り上げようとしたら、何年かかるだろうか。10年か20年か。ミロのビーナスを再びつくることはできないが、イネやムギの品種も人間は、再び作ることはできないのだ」という。 いいなぁ。この文章と言わんとすることの格調の高さ。学者センセイは、難しいことを言ったり細部にわたるところで、重箱の隅をつついたりして、その学問の眺望を見ることをしない。学問の根っこについて語ろうとしない。この中尾佐助の文章の持つかざりげなさと 肩の荷を降ろした語り口は、なんともいえずいいなぁ。 「人類はかって猿であった時代から、毎日食べつづけてきて、原子力を利用するようになった時代に までやってきた。その間に経過した時間は数千年ではなく、万年単位の長さである。また、その膨大な年月の間、人間の活動、労働の主力は、つねに、毎日の食べるものの獲得におかれてきたことは疑う余地のない事実である」 中尾佐助は「照葉樹林文化の一つとして、酒は特別におもしろい問題である。この東アジアの照葉樹林帯を中心として、それよりややひろく、シナ北部、日本、インドネシアまでの間で醸し出されれる酒は世界のいずれとも違った特色がある。それは 穀類の澱粉をカビの力を借りて、糖化する方法である」 カビを使った酒の製造が照葉樹林文化の特徴。この視点がとても重要な気がする。照葉樹林文化とは、発酵の文化でもある。酒は、酔うことで、ヒトとヒトはつながり、酔うことで 違った世界が生まれる。そして、酒の文化は、その地域独特の祭りをうみ、ヒトは、踊り、歌いそして楽しむのだ。 照葉樹林文化の作物は、ワラビ、コンニャク、ヤマノイモ、シソ、カイコ、ムクロジ、ウルシ、チャ、 ミカン、ヤマモモ、ビワ。 この大づかみで大胆な把握の仕方。生半可なことではできない仮説。仮説が出されたがゆえに論議が弾む。木の間から文化が生まれる。ここではイネがはいっていない。その文化から、雑草から、野草へ、 そして栽培植物から、農耕作物へと発展した。 『栽培植物と農耕の起源』は、中尾佐助の記念碑的作品とも言える。ずいぶん昔に読んだことがあり エンピツなどでシルシをつけている。これを再度読み砕いて、中尾佐助が何を考えどうとらえていたのかをしっかりと見つめる作業がいる。 稲のルーツが遺伝子学的には長江中流域から下流と明らかにされた今でも 中尾佐助の提唱したことは 重要ではなかったろうかと思う。
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宮崎駿さんと鈴木敏夫さんが、この本を読んだと見て読んでみた。 50年以上前の本で、今は新しい知見が出てきているのかもしれないが、 古代文明発生以前からの植物と人の文化を描いていて、とてもワクワクしながら読み進めることが出来た。 身の回りにある植物の背景や歴史を感じることが出来、日...
宮崎駿さんと鈴木敏夫さんが、この本を読んだと見て読んでみた。 50年以上前の本で、今は新しい知見が出てきているのかもしれないが、 古代文明発生以前からの植物と人の文化を描いていて、とてもワクワクしながら読み進めることが出来た。 身の回りにある植物の背景や歴史を感じることが出来、日常の楽しみが増えた
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