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続・名画を見る眼 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1971/05/20 |
JAN | 9784004140658 |
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続・名画を見る眼
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商品レビュー
4.4
16件のお客様レビュー
モネ「パラソルをさす女」、ムンク「叫び」、モンドリアン「ブロードウェイ・ブギウギ」などの名画14枚を解説した本。印象派からキュビズム、抽象画にいたるまでの作品が取り上げられている。 一見してわかりにくい作品が多いけれど、だからこそ知識を持って見ると、見方が変わって面白いと思った。
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続編。モネ からモンドリアンまでの14作品。前編同様に非常に読み易い文章。後半はキュビスム(立体派)から抽象主義の画家が中心になる。現代絵画において抽象画は一つの主流であるがどうも理解し難い部分がある、ピカソは好きだが。本書を読んで少し抽象主義への流れが理解できた気がする。少し絵...
続編。モネ からモンドリアンまでの14作品。前編同様に非常に読み易い文章。後半はキュビスム(立体派)から抽象主義の画家が中心になる。現代絵画において抽象画は一つの主流であるがどうも理解し難い部分がある、ピカソは好きだが。本書を読んで少し抽象主義への流れが理解できた気がする。少し絵画を見る目が変わればいいなと思った。
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私は絵を観るのが好きでよく美術館に出かけるのですが、正直言えば、絵の良さが本当にわかっているわけではありません。単に自分が好きな、あるいは自分好みの絵を見つけて、何となく満足した気分になって美術館をあとにする、という程度です。だから、美術館に滞在している時間も、かなり短い方だと...
私は絵を観るのが好きでよく美術館に出かけるのですが、正直言えば、絵の良さが本当にわかっているわけではありません。単に自分が好きな、あるいは自分好みの絵を見つけて、何となく満足した気分になって美術館をあとにする、という程度です。だから、美術館に滞在している時間も、かなり短い方だと思います。極端なことを言えば、好みの絵が見つからなければ、あっという間に通り過ぎて終わり、ということもあるくらいですから。 そんな私でもこの本はとても読みやすくて、名画の世界にすんなり入っていくことができました。内容ももちろん素晴らしいのですが、何より筆者の語り口がとても自然で、1971年といささか古い本ですが、全く古くささを感じさせません。「本当に頭がいい人とは、難しいことを易しく説明できる人だ」とよく言いますが、本当に名画のことがわかっている人だからこそ、その絵の良さをやさしく説明することができるのだと思いました。 名画はもちろん、例えば印象派とか、キュービズムとか、そうした当時の人たちの絵に対する考え方も、実にわかりやすく説明されています。素人の私には、写実的な絵の素晴らしさはわかっても、抽象的なものはどうしてもピンとこないものが多いのですが、この本を読むことで視点ができ、ずいぶんと解決するように思います。 p.130に、ムンクの言葉が紹介されています。「芸術は自然の対立物である。芸術作品は、人間の内部からのみ生まれるものであって、それはとりもなおさず、人間の神経、心臓、頭脳、眼を通して現われて来た形象にほかならない。芸術とは、結晶への人間の衝動なのである。」とても重い言葉ですが、これぐらいの心持ちで、これからは絵画に接したいと思います。 なお、続編から読んでしまったので、2年前に出ている『名画を見る眼』も読んでみようと思います。
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