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高い城の男 ハヤカワ文庫

フィリップ・K.ディック(著者), 浅倉久志(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/早川書房
発売年月日 1992/03/31
JAN 9784150105686

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高い城の男

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商品レビュー

3.3

134件のお客様レビュー

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2010/05/28

ヒューゴー賞を受賞し…

ヒューゴー賞を受賞した作品ですが、はっきりいって面白くありません。ストーリーに起伏が無く、単にエピソードを羅列してあるだけです。アイデアには素晴らしいものがあるだけに残念です。

文庫OFF

2024/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不思議な力強さのある作品でした。 本当にそっくりそのまま世界が反転していのは凄かったです。確かに日本とドイツが世界大戦で勝っていればこんな世界になっていたのだろうと想像ができます。陰鬱で秩序や差別が厳しい世界。 日本タイムズなどは、読んでいて言葉が面白かったです。西海岸は日本が占領しているなど、ありえなさそうで、でも勝利していたらありえそうで、白人が日本人にあんなにオドオドする姿はある意味新鮮でした。アメリカと日本の立場が見事に逆転していていました。 内容はかな。哲学的、人とは何なのか、人種とは何なのかという自問自答が多い。国家とは何なのか、そういった思想に近いモノを一人一人が抱えており、その思想が正しいのかどうか、自分の判断を占う為に、易経という占い(おみくじに近いかな)みたいなモノで、自分の指針を定めるきっかけにしている。そこはかなり古典的で物理的な方法だなと拍子抜けしましたが、日本が勝利し、日本の占い文化が西洋でも根付いた結果、易経が広く浸透していたのかもしれません。 個人的には、ドイツは勝利してもヒトラーがいなければ、ナチスは機能しないと思いました。、ヒトラーがいなくなれば、ナチはうまく機能しないと思っていた。たとえどれだけ優秀な人がいたとしても、内輪揉めで崩壊する、いや、この作品はその崩壊する一歩手前を描いていたのかも知れない。 かなり現実的な作品、というより、登場人物にすごく軍の中枢の人達ではなく(そういう人もいたが)1人の商人やただのお金持ちなどが登場するため、その辺りが自分達とある意味変わらず、心情を理解しやすかったです。 第二次世界大戦後期あたりの知識がないと、世界観をうまく掴めないかも知れないです。特にドイツに関する知識は必要かも。YouTubeの簡単な解説をご覧になってからこの本を読む事をオススメします。

Posted by ブクログ

2024/05/03

ヒューゴー賞受賞の歴史改変小説。 1947年、第二次世界大戦は連合国側が敗れ、枢軸国側の勝利に終わり、世界は日本とドイツの二大国に分割統治されていました。それから15年、表向き平穏な世界では、敗戦国として卑屈に生きるアメリカ人、ドイツの政争、暗躍するスパイや日独の駆引きなどがア...

ヒューゴー賞受賞の歴史改変小説。 1947年、第二次世界大戦は連合国側が敗れ、枢軸国側の勝利に終わり、世界は日本とドイツの二大国に分割統治されていました。それから15年、表向き平穏な世界では、敗戦国として卑屈に生きるアメリカ人、ドイツの政争、暗躍するスパイや日独の駆引きなどがアメリカ西部を中心に描かれます。 それと同時に人々の間では「勝ったのが連合国だったら、どのような世界になっているか」という内容の小説『イナゴ身重く横たわる』がベストセラーになっていました。いったい、〈高い城〉に住んでいる小説の著者アベンゼンは、何故この本を書いたのか。そんなことも混えながら、複数の登場人物たちの行動が絡み合っていきます。 登場人物達の心理描写が細かくて、キャラが立っていて読みやすかったです。意外に思ったのが、日本人には好意的ですが、ドイツ人にはアメリカ人の口を借りて「こんな状況になったのは、ドイツ人のせいだ」と言わせる事に始まり、いろいろ辛辣に描かれているところかな。 とは言え、そのアメリカ人に、中国のものである「易経」を日本人にむりやり押しつけられたとあるのが面白い。作中、その「易経」による占いの結果に、登場人物たちがヤキモキしながら、行動指針にして行く様子も良かったです。 設定以外にSF的なギミックがない本作ですが、ラストの占いにいろいろ含むところがあるのがいいですね。

Posted by ブクログ

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