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一瞬の夏(下) 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2011/11/01 |
| JAN | 9784101235035 |
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一瞬の夏(下)
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一瞬の夏(下)
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商品レビュー
4
35件のお客様レビュー
上巻の割と明るめのト…
上巻の割と明るめのトーンとは異なり、次から次へと難問が降りかかる。読んでいる側でさえいらだってくるほどである(笑)それにしても主役であるボクサーは、ボクサーとして考えると苛立ってきてしまうが、人間的になんとすばらしい人だろう。本書とは少しずれるが、2005年2月に念願のご自分のジ...
上巻の割と明るめのトーンとは異なり、次から次へと難問が降りかかる。読んでいる側でさえいらだってくるほどである(笑)それにしても主役であるボクサーは、ボクサーとして考えると苛立ってきてしまうが、人間的になんとすばらしい人だろう。本書とは少しずれるが、2005年2月に念願のご自分のジムをもたれたそうです。下巻の最後の方で彼は、ボクシングとは全く異なった職業に就くというようなことを言っていたため、どういう経緯で再びボクシングの道へ戻ったのかは定かではないが、やはり彼にとって、そして作者に
文庫OFF
評判の高い作品ですが、わたしには苦行でした。 一瞬の夏に辿り着くまでが長い長い。 永遠に終わらないかとまで思いました。 才能がありつつも若くしてリングを降りたカシアス内藤が、4年間のブランクのあと、再びボクシングに戻ってきた。 才能がありながら、いや、才能があったからこそ、練習...
評判の高い作品ですが、わたしには苦行でした。 一瞬の夏に辿り着くまでが長い長い。 永遠に終わらないかとまで思いました。 才能がありつつも若くしてリングを降りたカシアス内藤が、4年間のブランクのあと、再びボクシングに戻ってきた。 才能がありながら、いや、才能があったからこそ、練習嫌いで、なかなか結果を出せないままボクシングをやめてしまった彼を、再び栄光の座に送り出そうと思った著者の気持ちがどうにも解せない。 だって一度も自分とボクシングについて、きちんと対峙したことがない男が、まじめにやっていてもピークを越えたくらいの年齢で4年ぶりに戻ってきて、だからどうなの? 確かに所属ジムも内藤に親身ではなかったし、ボクサーである前にまず生活を考えなければならないし、自分の都合だけでボクシングの試合などできるわけがないけれど。 でも、私が読んでいるだけでも、彼には覚悟が全く足りないような気がした。 全力を出し切る前に、不満を言って言い訳をして、逃げ道を作っているように見えた。 そんな男に肩入れして、私費と時間を投入して、素人のくせに試合をマッチメイクさせようなんて、著者もどうかしていると思った。 帝拳ジムのマネージャー、長野ハルの言ったことが、一番親身でいちばん的を射ていたのではないか。 「あるボクサーがいて、とても素質があり、才能があるとするわね。そうしたら、ジムでほっとくはずがないのよ。きっとまわりが何とかすると思うわ。それがうまくいかないのは、まわりのせいじゃなくて、やはり本人のせいだと思うの」 「あなたは一年もトレーニングをしたといって感動しているけれど、四年もブランクがあって、一年くらいで元に戻ると思うのはボクシングを甘く見ている証拠よ」 「あなたは、たぶん、人間を買おうとしているんじゃなくて、夢を買おうとしているんだろうな。(中略)でもね、同じ夢を買うなら、もっと別のボクサーが……。あなたの夢に、内藤君はふさわしくないと思うの」 上下巻通して、引用したいと思うのが長野ハルのセリフだけ。 最後の試合の最後の最後に、カシアス内藤はやっぱり才能あるボクサーだったんだなあと思わせたけど、本気でボクサーとしてやっていこうと思うなら、なぜ生活のためとはいえ水商売を選んだの? なぜ子どもを作ったの? 結局、覚悟の足りない男に全部つぎ込んだ著者の見識をも疑ってしまうよ。
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一瞬の夏 後編 東洋タイトル戦を実現するための情熱を描いた、カシアス内藤を含む関係者の葛藤である。元東洋チャンピオンから4年以上のブランクがあり体力的にも年齢的ににも下降しているのにモチベーションを上げての挑戦は並大抵のことではないはずだ。 結果、最後の最後で思わぬ結末が待っ...
一瞬の夏 後編 東洋タイトル戦を実現するための情熱を描いた、カシアス内藤を含む関係者の葛藤である。元東洋チャンピオンから4年以上のブランクがあり体力的にも年齢的ににも下降しているのにモチベーションを上げての挑戦は並大抵のことではないはずだ。 結果、最後の最後で思わぬ結末が待っているのだが、生まれてくる子供のためにも、勝ってチャンピオンになるよりも負けて違う道を歩んだほうが正解であったと納得させられるフィナーレとなった。何が幸せなのか考えさせられる作品である。
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