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橋のない川(第5部) 新潮文庫
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橋のない川(第5部) 新潮文庫

住井すゑ(著者)

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橋のない川(第5部) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2003/05/01
JAN 9784101137063

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商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2024/04/03

差別を無くして欲しいという願い1つ叶わず、挙句の果てには強情だと牢屋に入れられる。 自身(部落)の訴えを申し出ただけであるにも関わらず、時代は自然に帰る自由を許さない。 差別は利き手から始まる。 刀を元にした利き手の話はためになったし、云われてみれば大方が右利きも変な話だと感じ...

差別を無くして欲しいという願い1つ叶わず、挙句の果てには強情だと牢屋に入れられる。 自身(部落)の訴えを申し出ただけであるにも関わらず、時代は自然に帰る自由を許さない。 差別は利き手から始まる。 刀を元にした利き手の話はためになったし、云われてみれば大方が右利きも変な話だと感じた。 そら豆が食べたくなる。

Posted by ブクログ

2023/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 大正11年3月3日、全国水平社結成。古い因習と偏見による抑圧と宣言を拠点に立ち上がる抵抗の激しいぶつかり合い。孝二たち7人は、正太、熊夫の通う小学校の校長に「差別待遇廃止」の決議書を提出するが、校長は差別はないと受け取らず、騒擾罪として監獄に収監される。孝二は首魁として独房に。70余日で保釈。後の公判では、実刑なるも執行猶予。杉本まちえは自分の気持ちを渡辺豊太に書簡で示し、豊太はその手紙を孝二に差し出す。1年遅れの徴兵検査、孝二は丙種。住井すゑ「橋のない川」、昭45.11刊行、480頁。

Posted by ブクログ

2018/12/20

これまで耐えに耐えてきた差別、偏見、搾取、弾圧などに力強く抵抗し始める住民たち。筆者が描くその思いは、人として当たり前のことばかりであるが、この小説の中だけでなく、**ファーストやヘイトスピーチなど、現代でも起こっている事柄に思えてならない。

Posted by ブクログ

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