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真夏の死 自選短編集 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2010/11/01 |
JAN | 9784101050188 |
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商品レビュー
4.1
37件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった…………..。。。。。。 真夏の死という、最後海に入って自殺する物語がある本だという認識だったが(新解釈された演劇作品を見たことがあるせいか?)、全然違った。 あれは過去に力強く思いを馳せているだけで、妻の気持ちは読み取れなかったが、夫は新しい命と妻・息子と共に強く生きていこうとしてるなと。それがズルさでもあるんだと思うけどもね。 「クロスワード・パズル」と「雨のなかの噴水」が特に好きだった。出てくる男性像は全然違うけど、こういうムズムズ恋愛物語の男性視点ってだけで面白い。古典という感覚は全くなくて、現代小説としてのめり込んでしまった。 三島由紀夫って短編だとこんなに読みやすい文章なんだなぁ。もっと読んでみたい。
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川端康成が雑誌に紹介したことで、三島由紀夫が文士になるキッカケとなった短編「煙草」が読めたのが嬉しい。青春を彩る要素として煙草や部室の匂いが出てくる所が三島由紀夫っぽくて好き。 「葡萄パン」を読むと、昭和初期からビールを「ルービ」と呼ぶなど文字を逆に読む流行り言葉があったことが...
川端康成が雑誌に紹介したことで、三島由紀夫が文士になるキッカケとなった短編「煙草」が読めたのが嬉しい。青春を彩る要素として煙草や部室の匂いが出てくる所が三島由紀夫っぽくて好き。 「葡萄パン」を読むと、昭和初期からビールを「ルービ」と呼ぶなど文字を逆に読む流行り言葉があったことが分かり新鮮であった。
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三島由紀夫文学の入門として読んだ。著者自選の11篇から、著者の思想の輪郭が端的に見えたように感じ、とても良かった。ただ読むのにエネルギーが必要だったので、ゆっくりゆっくり読み進めた。
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