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真夏の死 自選短編集 新潮文庫
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真夏の死 自選短編集 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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真夏の死 自選短編集 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2010/11/01
JAN 9784101050188

真夏の死

¥330

商品レビュー

4.1

43件のお客様レビュー

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2025/12/12

好きな話は、『貴顕』『雨の中の噴水』 『貴顕』は太宰治の『斜陽』と通ずるところもあり、貴族の主人公が人間っぽい本能的な感情を自分の中に芽生えさせていくシーンが印象的。『斜陽』でも主人公が世間の中で生きるために強くなろうとする場面があり、違った形で描いている。 三島由紀夫は太宰...

好きな話は、『貴顕』『雨の中の噴水』 『貴顕』は太宰治の『斜陽』と通ずるところもあり、貴族の主人公が人間っぽい本能的な感情を自分の中に芽生えさせていくシーンが印象的。『斜陽』でも主人公が世間の中で生きるために強くなろうとする場面があり、違った形で描いている。 三島由紀夫は太宰治が嫌いというのが定説だけど、やっぱり似ている気がする。私の読みが浅いから、その違いを深く理解してないせいかもしれない。 『雨の中の噴水』水の飛沫を細かく描写してあって、少年が陶酔していくところで、自分も心の目で噴水をイメージできた。本物の噴水が見てみたくなった。世知辛い現代では、雨の日に噴水に水を流してるんだろうか。

Posted by ブクログ

2025/11/30

「煙草」だけ読了です。 三島の同性愛的な、憧れの上級生を描いたように読めました。 煙草から、こんなに話が広がるのもすごいなと思いました。

Posted by ブクログ

2025/10/12

久々の三島由紀夫、短編のどれを読んでも何だかベースに緊張感がありずっとドキドキしながら読んでいた。 状況の表現が美しく、惚れ惚れする。 標題の『真夏の死』の、心情の変化が事細かに描かれているところに凄く引き込まれ、これまた『貴顕』でも柿川治英の心情の変化、思いの行き着く先を見た時...

久々の三島由紀夫、短編のどれを読んでも何だかベースに緊張感がありずっとドキドキしながら読んでいた。 状況の表現が美しく、惚れ惚れする。 標題の『真夏の死』の、心情の変化が事細かに描かれているところに凄く引き込まれ、これまた『貴顕』でも柿川治英の心情の変化、思いの行き着く先を見た時に妙に心が動いた。良い話とか、泣ける話、感動する話じゃないけど読後感がずっしりと。良いなあ。

Posted by ブクログ