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真夏の死 の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

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2026/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

所々にハッと共感させられるフレーズがあって、程よい人間くささに淡さがプラス。 短編は全部好きになる率低いから評価が難しいけど、全体的になんかよかった…! 煙草(危なげな若さ) 春子(官能) 離宮の松(ツッコはずにはいられんラストやのに爽快感) 真夏の死(辛いことを時間が解決し、どうしても乗り越えてしまう人間力) 花火(ちょっとミステリー) 葡萄のパン(クセ強若気の至り) が印象的。

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2025/12/12

好きな話は、『貴顕』『雨の中の噴水』 『貴顕』は太宰治の『斜陽』と通ずるところもあり、貴族の主人公が人間っぽい本能的な感情を自分の中に芽生えさせていくシーンが印象的。『斜陽』でも主人公が世間の中で生きるために強くなろうとする場面があり、違った形で描いている。 三島由紀夫は太宰...

好きな話は、『貴顕』『雨の中の噴水』 『貴顕』は太宰治の『斜陽』と通ずるところもあり、貴族の主人公が人間っぽい本能的な感情を自分の中に芽生えさせていくシーンが印象的。『斜陽』でも主人公が世間の中で生きるために強くなろうとする場面があり、違った形で描いている。 三島由紀夫は太宰治が嫌いというのが定説だけど、やっぱり似ている気がする。私の読みが浅いから、その違いを深く理解してないせいかもしれない。 『雨の中の噴水』水の飛沫を細かく描写してあって、少年が陶酔していくところで、自分も心の目で噴水をイメージできた。本物の噴水が見てみたくなった。世知辛い現代では、雨の日に噴水に水を流してるんだろうか。

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2025/11/30

「煙草」だけ読了です。 三島の同性愛的な、憧れの上級生を描いたように読めました。 煙草から、こんなに話が広がるのもすごいなと思いました。

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2025/10/12

久々の三島由紀夫、短編のどれを読んでも何だかベースに緊張感がありずっとドキドキしながら読んでいた。 状況の表現が美しく、惚れ惚れする。 標題の『真夏の死』の、心情の変化が事細かに描かれているところに凄く引き込まれ、これまた『貴顕』でも柿川治英の心情の変化、思いの行き着く先を見た時...

久々の三島由紀夫、短編のどれを読んでも何だかベースに緊張感がありずっとドキドキしながら読んでいた。 状況の表現が美しく、惚れ惚れする。 標題の『真夏の死』の、心情の変化が事細かに描かれているところに凄く引き込まれ、これまた『貴顕』でも柿川治英の心情の変化、思いの行き着く先を見た時に妙に心が動いた。良い話とか、泣ける話、感動する話じゃないけど読後感がずっしりと。良いなあ。

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2025/03/08

めちゃくちゃよかった 特に好きなのは煙草、クロスワードパズル、花火の3つ 煙草は読んでてニヤニヤしちゃうくらいに、三島由紀夫のこういうところが好きなんだよな〜と思わさせられる箇所が多かった 青年期の浅はかでビビリで複雑な心情に胸がギュッとなるし、その表現の仕方がビシッと決まってる...

めちゃくちゃよかった 特に好きなのは煙草、クロスワードパズル、花火の3つ 煙草は読んでてニヤニヤしちゃうくらいに、三島由紀夫のこういうところが好きなんだよな〜と思わさせられる箇所が多かった 青年期の浅はかでビビリで複雑な心情に胸がギュッとなるし、その表現の仕方がビシッと決まってる感じがあってするする読めた 旅行先に持ってってもう一度ゆっくり読み返したくなる一冊だった

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2025/03/22

古典的な雰囲気のものからコメディチックなものまで色んな三島由紀夫を楽しめる短編集。最後の「雨のなかの噴水」が面白い。なんでかジャルジャルのネタのようだと思った。もしかしたらジャルジャルは純文学なのかも知れない

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2024/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった…………..。。。。。。 真夏の死という、最後海に入って自殺する物語がある本だという認識だったが(新解釈された演劇作品を見たことがあるせいか?)、全然違った。 あれは過去に力強く思いを馳せているだけで、妻の気持ちは読み取れなかったが、夫は新しい命と妻・息子と共に強く生きていこうとしてるなと。それがズルさでもあるんだと思うけどもね。 「クロスワード・パズル」と「雨のなかの噴水」が特に好きだった。出てくる男性像は全然違うけど、こういうムズムズ恋愛物語の男性視点ってだけで面白い。古典という感覚は全くなくて、現代小説としてのめり込んでしまった。 三島由紀夫って短編だとこんなに読みやすい文章なんだなぁ。もっと読んでみたい。

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2023/10/23

川端康成が雑誌に紹介したことで、三島由紀夫が文士になるキッカケとなった短編「煙草」が読めたのが嬉しい。青春を彩る要素として煙草や部室の匂いが出てくる所が三島由紀夫っぽくて好き。 「葡萄パン」を読むと、昭和初期からビールを「ルービ」と呼ぶなど文字を逆に読む流行り言葉があったことが...

川端康成が雑誌に紹介したことで、三島由紀夫が文士になるキッカケとなった短編「煙草」が読めたのが嬉しい。青春を彩る要素として煙草や部室の匂いが出てくる所が三島由紀夫っぽくて好き。 「葡萄パン」を読むと、昭和初期からビールを「ルービ」と呼ぶなど文字を逆に読む流行り言葉があったことが分かり新鮮であった。

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2021/09/24

三島由紀夫文学の入門として読んだ。著者自選の11篇から、著者の思想の輪郭が端的に見えたように感じ、とても良かった。ただ読むのにエネルギーが必要だったので、ゆっくりゆっくり読み進めた。

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2021/07/10

解説は三島由紀夫本人 「第三者の手にかかって、とんでもないことを憶測されるよりも、古い自作を自分の手で面倒を見てやりたい」 所収短編リスト⇩ #英語 タイトル 煙草 Cigarette(ラグビー部) 春子 Haruko サーカス The Circus 翼 Wings(いとこ同...

解説は三島由紀夫本人 「第三者の手にかかって、とんでもないことを憶測されるよりも、古い自作を自分の手で面倒を見てやりたい」 所収短編リスト⇩ #英語 タイトル 煙草 Cigarette(ラグビー部) 春子 Haruko サーカス The Circus 翼 Wings(いとこ同士) 離宮の松 The Pinetree on the Palace Grounds クロスワード・パズル Crossword Puzzle(旅館301号室) 真夏の死 Death in Midsummer(伊豆今井浜での事件から着想) 花火 Fireworks(両国の花火) 貴顕 The Dignitary(きけん=身分が高く、名声のあること) 葡萄パン Raisin Bread(鎌倉、若者のパーティ) 雨のなかの噴水 Fountains in the Rain(丸ビル)

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