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浮雲 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2011/10/04 |
JAN | 9784101014036 |
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浮雲
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浮雲
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商品レビュー
3.5
46件のお客様レビュー
授業で必要なので読み…
授業で必要なので読みましたが・・・正直、面白いとは思えませんでした。でも、有名な作品だし、一生に一回くらい読んでおくのもいいかと。
文庫OFF
雲のジュウザが好き☁ ってな事で、二葉亭四迷の『浮雲』 明治26年の二葉亭四迷の処女作。 ページを捲り2~3行読む…。 まあ、サッパリ意味が解らん、明治の人々はこんな難しい言葉を使ってるの❓って思い読むのを断念しようと思ったが、グッと堪えて読み進めて行くうちに、あれ❓何か...
雲のジュウザが好き☁ ってな事で、二葉亭四迷の『浮雲』 明治26年の二葉亭四迷の処女作。 ページを捲り2~3行読む…。 まあ、サッパリ意味が解らん、明治の人々はこんな難しい言葉を使ってるの❓って思い読むのを断念しようと思ったが、グッと堪えて読み進めて行くうちに、あれ❓何か内容が判り出した、わし明治の人に成ったんかって程じゃないが、小説が色を得てイメージ出来るように読み終えた。 これは明治の恋愛小説なのか、現代のストーカーの様な気の狂った思い込み野郎の小説なのか、家族愛の小説なのか、金原ひとみさんで良く出てくる気難しいと言うのかぶっ飛んだギャルの出てくる小説なのか、何とも言えないミクスチャーな小説じゃったなと疲労感たっぷりの余韻を残しての読破した画期的な名作らしい。 登場キャラの文三、お勢、お政を軸に人間的らしい心情を描いた内容は、今も昔も人間ってあんまり変わらんのんじゃなって思った。 しかし、文三のキャラが何とも言えないヤキモキさせる憎い奴。 お勢との恋愛感情を純なまでな想いを応援しながら読んでたけど、段々と情けねぇ奴 → 煮え切らねぇ奴 → 勘違い野郎甚だしい奴 → 繊細かと思いきや実は図太く未練タラタラなDreamerと言う素晴らしい男であった。 2024年18冊目
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小説神髄の理論を支える作品。 「小説の主脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ」の実践。冒頭の髭の描写など、遊び心がある。 おもしろかったのは文三が恋するお勢の母、お政が文三をまくし立てるシーン。 文全体を貫く落語的テンポとあいまって飛ぶように読める。人情的庶民(お政)と論理的...
小説神髄の理論を支える作品。 「小説の主脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ」の実践。冒頭の髭の描写など、遊び心がある。 おもしろかったのは文三が恋するお勢の母、お政が文三をまくし立てるシーン。 文全体を貫く落語的テンポとあいまって飛ぶように読める。人情的庶民(お政)と論理的知識人(文三)の対立を見ることができ、ぼろ負けしている文三が笑える。声を出して笑ってしまった。 二葉亭四迷は新時代を迎えた世の中の「人間」を自分も含めて信じていなかった。夏目漱石と同様の問題意識がある。
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