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飛ぶ教室 岩波少年文庫141
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2006/10/17 |
| JAN | 9784001141412 |

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商品レビュー
4.3
121件のお客様レビュー
青木省三先生の著書で本書が紹介されていて手にした児童文学。 子どもたちの心に寄り添う成熟した大人に見守られながら、様々な事情を抱えた個性あふれる思春期の子どもたちが青春を刻んでいく様子が活き活きと描かれていた。 前半は登場人物の多さに誰がどんなキャラクターの子なのかいまいち掴...
青木省三先生の著書で本書が紹介されていて手にした児童文学。 子どもたちの心に寄り添う成熟した大人に見守られながら、様々な事情を抱えた個性あふれる思春期の子どもたちが青春を刻んでいく様子が活き活きと描かれていた。 前半は登場人物の多さに誰がどんなキャラクターの子なのかいまいち掴めず話についていけてなかったけど、禁煙さんが登場したあたりから俄然面白くなりどんどん話に引き込まれた。 禁煙さんと正義さんの再会やマルティンと正義さんとのやり取りには泣けた。 この本が書かれたのがドイツがナチス政権の手に落ちた年だったようで、子どもたちや国民に対するケストナーの命懸けのエールを随所に感じ、胸が熱くなった。 以下、心に残った文章 ・人生、なにを悲しむかではなく、どれくらい深く悲しむかが重要 ・子どもの涙はおとなの涙よりちいさいなんてことはない ・ただ、正直であることがどんなにt辛くても、正直であるべきだ、と思うのだ。骨の髄まで正直であるべきだ、と。 ・ただ、ごまかさないでほしい、そして、ごまかされないでほしいのだ。不運はしっかり目をひらいて見つめることを、学んでほしい。うまくいかないことがあっても、おたおたしないでほしい。しくじっても、しゅんとならないでほしい。へこたれないでくれ!くじけない心をもってくれ! ・へこたれるな!くじけない心をもて!わかったかい?出だしさえ凌げば、もう勝負は半分こっちのものだ。なぜなら、一発おみまいされてもおちついていられれば、あのふたつの性質、つまり勇気とかしこさを発揮できるからだ。 ・かしこさをともなわない勇気は乱暴でしかないし、勇気をともなわないかしこさは屁のようなものなんだよ!世界の歴史には、かしこくない人々が勇気を持ち、かしこい人々が臆病だった時代がいくらもあった。これは正しいことではなかった。 ・ぼくらを成長させたいんなら、自分も成長しないではいられない教師が必要 ・平和を乱すことがなされたら、それをした者だけでなく、止めなかった者にも責任はある ・ぼくが願っているのは、何が大切かということに思いを巡らす時間をもつ人間が、もっとふえるといいといこと
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少年たちの結託がまぶしい。かつて少年たちだった先生の再会も胸があつくなる。けして恵まれた環境にある少年ばかりではないけれど、それぞれのキャラクターが豊かだった。こんなふうに過ごした日々は、ずっと忘れられないんだろうなーと羨ましい気持ちになった。
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小学生の頃、ケストナーの作品が大好きで、本作も学校の図書室から何度も繰り返し貸し出しては読んだ。30数年ぶりに読んでみると、これがほとんど覚えていない。正義さんと禁煙さん…うーん、記憶にない。それでも、乱闘騒ぎのシーンはうっすら覚えていたし、マルティンがお母さんの手紙を読むシーン...
小学生の頃、ケストナーの作品が大好きで、本作も学校の図書室から何度も繰り返し貸し出しては読んだ。30数年ぶりに読んでみると、これがほとんど覚えていない。正義さんと禁煙さん…うーん、記憶にない。それでも、乱闘騒ぎのシーンはうっすら覚えていたし、マルティンがお母さんの手紙を読むシーンに涙を流したことも思い出した。 1933年、ナチスが権力を掌握した年に書かれた作品。「平和を乱すことがなされたら、それをした者だけでなく、止めなかった者にも責任はある」。この一節は今の時代にあって益々重たい。
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