階段途中のビッグ・ノイズ

越谷オサム【著】

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎/幻冬舎
• 発売年月日: 2006/10/25
• JAN: 9784344012462

商品レビュー

2024/07/15

ホントに青春。どんな小説かって言われれば、青春の小説としか言えないような青春（いや、ロックや学生でもあるけどね）。この人の書く青春には、本当にあこがれさせられる。苦境を乗り越える主人公と言うとありがちにきこえるけども、そんな単純な話ではなかった。知ってる曲がほとんどだったからっていうのも手伝ったからかもしれないけど、田高マニア30の場面ではゾクゾクさせてもらいました。洋楽をちょっぴり知ってるよって人は、さらに好きになるキッカケにもなりそうな本だな。知らない曲を聞いていかないと。◆へい・ほー・れっつごー。

2022/03/24

高校時代、ブラバンでホルンを吹いていました。　定期演奏会での緊張、演奏後の興奮を思い出しました。　加藤先生は、凄いなーと感心しました。　水泳部の水着での写真撮影では、女子高生を想像してしまいました。　失礼❗️

2016/11/25

青春+バンドモノで、これぞど真ん中という印象でした。
一つ一つ問題にぶち当たっては、喧嘩して解決して一番望んだところへ着地している。
作中に出てくる曲を聴きながら読むと、ぐっとこみ上げてくるものがある。特に、グリーンデイのバスケットケースはその情景が鮮明に浮かぶほどよくあっていたと思う。
そして最後のサプライズもとてもよかった。
人物それぞれがそれぞれに葛藤して、不要な人物がおらず、エグみもない。気持ちよく爽快に駆け抜ける作品だった。

音のあるものを、音のない媒体で表現するのは難しい。
映画化したらきっとすごい爆発力のある作品だろうなと思いました。スウィングガールズに通ずるものを感じました。