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神を見た犬 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
| 発売年月日 | 2007/04/20 |
| JAN | 9784334751272 |
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神を見た犬
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商品レビュー
4.2
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信仰心の希薄な住民たちの村に現れた奇妙な犬をめぐる表題作をはじめ、幻想、寓意、不条理、ブラックユーモア、痛烈なアイロニー、そしてひと匙のペーソスの詰まった22編。 ブッツァーティ作品では「七階」と「待っていたのは」(未収録)しか読んだことがなかったため、作風も概ねそういうイ...
信仰心の希薄な住民たちの村に現れた奇妙な犬をめぐる表題作をはじめ、幻想、寓意、不条理、ブラックユーモア、痛烈なアイロニー、そしてひと匙のペーソスの詰まった22編。 ブッツァーティ作品では「七階」と「待っていたのは」(未収録)しか読んだことがなかったため、作風も概ねそういうイメージを抱いていたが左に非ず。確かに「コロンブレ」「七階」「呪われた背広」「病院というところ」「戦艦《死》」などの幻想的で不条理な中に皮肉や風刺、時に黒い笑いすら利いており、冷戦下という当時の国際情勢を皮肉った「アインシュタインとの約束」「一九八〇年の教訓」「秘密兵器」は星新一などのSSを思い起こさせ、「グランドホテルの廊下」や「この世の終わり」のドタバタ感はふと筒井康隆作品を思い出した。 神や聖人を扱いながらもどこか人間臭かったり汎神論的であったりでどこか通常のキリスト教的感覚とは異なる表題作や「天地創造」「聖人たち」「クリスマスの物語」、幻想的で哀感漂う美しいラストが印象的な「護送大隊襲撃」、永遠の平穏よりリスクを承知で夢や希望を求めようとする「天国からの脱落」などなど、「骨の髄からペシミストである」と自らを評したブッツァーティではあるが、作品は多様な顔を持っていたことがよくわかる。 冒頭に「天地創造」が置かれ、掉尾を飾るのが「この世の終わり」という配列の妙も楽しい。
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呪いか、使命か。人生の先に待ち受ける運命と、運命に向き合わざるを得なくなった人々の姿を描く22篇の短編。人間に対する皮肉な眼差しと、それらを包み込む神の眼差し、どちらも感じられるところが魅力的。表題作と、「クリスマスの物語」が個人的に好き。
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幻想と寓話の短編集。ブッツァーティの長年の短編から主要な作品を集め色々なスタイルが感じ取れるようにしたという。 不安と恐怖を幻想を元に語る。かなり映像的な文章。イタリア文学界では著名。『タタール人の砂漠』が代表作で既読。『七階』は劇として上演され大きな評判を呼び映画化もされたとい...
幻想と寓話の短編集。ブッツァーティの長年の短編から主要な作品を集め色々なスタイルが感じ取れるようにしたという。 不安と恐怖を幻想を元に語る。かなり映像的な文章。イタリア文学界では著名。『タタール人の砂漠』が代表作で既読。『七階』は劇として上演され大きな評判を呼び映画化もされたという。画家として漫画やイラストも書たらしい。児童文学も書いていて翻訳されている。 規律の厳しい軍隊の憧れ、大自然の恐怖と何もかも包み込むその厳しさ、不条理と不安と恐怖などが構成要素にある。神・聖者が語られることも多くキリスト教文化圏の影響をかなり感じる。 イタリア幻想文学はなかなかよい。役者はロダーリの翻訳者で訳文はかなり読みやすい。 グランドホテルの廊下・神を見た犬・護送大隊襲撃・戦艦《死》。他の短編も良い。
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