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百まいのドレス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2006/11/10 |
JAN | 9784001155792 |
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商品レビュー
3.9
42件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
絵本と児童文学の中間にあるたった100ページ足らずの本なのに、この本に書かれた内容は深い。 ポーランド移民のワンダは、いつも色あせてしわだらけの青いワンピースを着ている。 おまけに変な名前だ。 ペギーはいつも「戸棚に何枚ドレスをお持ちなんでしたっけ?」とワンダに聞く。 ワンダは「100枚」と答える。 ペギーは「なんでこの子はこんなわかりやすい嘘をつくのだろう?」と思いながら、毎日ワンダに聞き続ける。 もし「意地悪やめなよ」なんて言われたら、ペギーは不思議に思うだろう。 「いじわるなんてしていない。嘘をつくこの子が変なの。名前も変だし。私、誰のことも泣かせたことなんてないわ」 確かにペギーは小さい子に優しいし、困っている人には手を差し伸べることができる。 けれど、自分と違う人のことを想像することができない。 ペギーの親友のマデラインは、自身も貧乏なので、本当はペギーに「ドレス何枚お持ち?」なんてことをワンダに言ってほしくない。 自分が言われたら、すごく嫌だから。 でも、だからと言ってペギーを止めることもできない。 一番苦しんでいたのは、実はマデラインだ。 ある日ワンダは転校してしまう。 彼女の父親が書いた手紙には、「ポーランド人だからとバカにされない大都会に引っ越す」と書かれていた。 そんなつもりではなかったけれど、自分たちの仕打ちがワンダに嫌な思いをさせていたことに気付いた二人は、ワンダに手紙を書く。 そしてワンダからは…。 自分の行動にあまりに無自覚なペギーではあったけれど、多少の罪悪感はあったのだろう。 言語化できないだけで。 ワンダからもらった絵を裏向きにベッドの上に置いていた、というのが、つまりはそういうことで。 本当は友達になりたかったのに、とうとうクラスの中に溶け込むことができなかったワンダだが、100枚のドレスの件で、生きる力とか負けない気持など、自分を支える何かを手に入れたのだと思う。 本当の仲直りはできなかったけれども、マデラインの成長が希望である。 「ワンダとのあいだにおこったことは、もうとりかえしがつかないとしても、これからは、もう二どと、ほかの人をふしあわせにするようなことは、するまい。」
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※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの再読。 昨日この本を紹介されて、結末は自分で‥!と言われたので読み直した。 結末を全く覚えていなかったが、また忘れそう。 マデラインがそんなに悪くない‥というか、一般的にやってしまいがちな事をしているだけなのに、きちんと反省しているところに共感しきれないのが、結末を忘れる原因だと思う。自分はそんなに良い子じゃない、というところを見せつけられるところなんだな。ダメなのは。ちーん。
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「わたし、100枚ドレスを持っているの」。いつも同じ服しか着ていない、勉強もあまりできないクラスメイトがそう言ったら、「本当?」って詰め寄りたくなる。女子あるあるの物語が、100年前に書かれていたというのに驚きました。いじめる子の親友という立場から見る「いじめ」の顛末。失敗から学...
「わたし、100枚ドレスを持っているの」。いつも同じ服しか着ていない、勉強もあまりできないクラスメイトがそう言ったら、「本当?」って詰め寄りたくなる。女子あるあるの物語が、100年前に書かれていたというのに驚きました。いじめる子の親友という立場から見る「いじめ」の顛末。失敗から学んでいく姿が良いです。
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