百まいのドレス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの再読。 昨日この本を紹介されて、結末は自分で‥!と言われたので読み直した。 結末を全く覚えていなかったが、また忘れそう。 マデラインがそんなに悪くない‥というか、一般的にやってしまいがちな事をしているだけなのに、きちんと反省しているところに共感しきれないのが、結末を忘れる原因だと思う。自分はそんなに良い子じゃない、というところを見せつけられるところなんだな。ダメなのは。ちーん。
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「わたし、100枚ドレスを持っているの」。いつも同じ服しか着ていない、勉強もあまりできないクラスメイトがそう言ったら、「本当?」って詰め寄りたくなる。女子あるあるの物語が、100年前に書かれていたというのに驚きました。いじめる子の親友という立場から見る「いじめ」の顛末。失敗から学...
「わたし、100枚ドレスを持っているの」。いつも同じ服しか着ていない、勉強もあまりできないクラスメイトがそう言ったら、「本当?」って詰め寄りたくなる。女子あるあるの物語が、100年前に書かれていたというのに驚きました。いじめる子の親友という立場から見る「いじめ」の顛末。失敗から学んでいく姿が良いです。
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懐かしい‼️ 私が持ってたのは「百まいのきもの」でした。 ワンダ・ペトロンスキー、ペギー、マーディ 13番教室〜といった言葉も覚えています。 今の時代でも通じるような女の子らしい感情が心に残っています
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図書館本。読売こども新聞オススメ100冊から。友達の意地悪な物言いを止められなかったことを悔いる少女。その心情が丁寧に綴られています。
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貧しく、名前がヘンだと思われている移民のワンダ。クラスの女の子が素敵なドレスを着てきた日に「100枚のドレスを持っている」と言った時から、彼女に対するいじめが始まりました。率先していじめたペギーの親友のマデラインは良くないことだとわかっていても、黙って見ていましたが、ワンダのこと...
貧しく、名前がヘンだと思われている移民のワンダ。クラスの女の子が素敵なドレスを着てきた日に「100枚のドレスを持っている」と言った時から、彼女に対するいじめが始まりました。率先していじめたペギーの親友のマデラインは良くないことだとわかっていても、黙って見ていましたが、ワンダのことが気にかかっています。やがてふいにワンダは学校に来なくなりました。彼女が休む中、学校ではドレスのデザインのコンクールがひらかれ…… どの時代、どこでも起こってしまう差別・いじめについて、細やかな心理描写で描いており、共感と共に考えさせられる1冊。書かれてから時が経っていても、文化の異なる外国で書かれていても、共感を持つということは、いじめというのは厄介なことに人類的に普遍の問題だということ。でも、こうして読み継がれているということは、その問題を解決したいと希求する人々も多いということでは、と思います。 マデラインは人を傷つけた経験から「これから、何にもいわずに、そばでだまって見てなんかないこと」と言っています。現実には難しいことも多いでしょうが、やはり、この心がけが人類共通の問題を解決する第一歩。
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百枚のきもの、の改訂版です。 同じ作者で挿絵で翻訳者の、内容はほぼ同じ本なので、2度読んだことになります。 しみじみした挿絵とお話でした。
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時間をおいて何度も読むとよい本を子どもたちに、と思ってきたが、この本はきっとそんな本。今回は、マデラインの心の内にチクチクと刺さるものを共有しながら読み終わった。
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ちょっとしたきっかけから始まったいじめ。昔も今もいじめはなくならない。。 挿絵が白黒だったりカラーだったり。カラーの部分が際立っていて印象的です。 小学校中学年~
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誰かを傷つけると自分も傷つく。引きずる。一度してしまったことは無かったことにはできない。そういう苦い経験をして心は育っていく。
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76年も前に書かれた本なのに、今の社会でも全く同じことが起こっていることに衝撃を受けつつ、この本をより多くの子どもに読んでもらって、登場人物と自分を重ね合わせてほしいと思う。
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