14歳

千原ジュニア【著】

• 内容紹介: 人生最悪の14歳。それでも彼の答えに“死"はナイ。幻の自伝的小説もう二度とこの友達とは遊ばない。遊べない。だけどこのままじゃ僕はつぶされてしまう。大きな悲しみに小さな僕はつぶされてしまう。飲みこまれてしまう。ボケッ。僕は僕を守るんだ。悲しい色に塗り替えられてしまう前に。僕の心は僕が色を塗るんだ。――＜本文より＞
• 販売会社／発売会社: 講談社/講談社
• 発売年月日: 2007/01/15
• JAN: 9784062137997

商品レビュー

2009/12/09

ファンの方必見

[TSK]

自分が１４歳だった頃、何を考えていただろう？そんなことをふと思う。「普通」に馴染めず、異端である自分を誇りつつもどこか持て余す……著者自身の１４歳の姿が見える、自伝的小説。シンプルな言葉に打たれる。

2023/12/17

不登校の14歳。とても苦しい毎日だったんだろうな。そして、子供を持つ親の私は、主人公のご両親、とくにお母さんの気持ちを想像してもまた胸が苦しくなる。
不登校児への視線が変わる本。

2023/09/27

ヤマアラシの距離って、家族にもあるよね。
赤ちゃんの頃って、母子密着だけど、どんどん大人になると、離れていく。時間的にも、気持ち的にも。お互い、必要ではあるが、分からない部分も多い。思春期の頃って自分で自分をもて余すこともある。仲の良い兄弟でも、姉妹でも聞けないなあと思ったり、親子でも聞きにくいこともある。この本て千原ジュニアさんの苦しみ抜いた思春期のエッセイみたいに受け止めた。長いトンネルかもしれなかったけど、ジュニアさんの人生できっと必要なトンネルなのだと思う。