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グレート・ギャツビー 村上春樹翻訳ライブラリー
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2006/11/10 |
| JAN | 9784124035049 |
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グレート・ギャツビー
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商品レビュー
3.8
503件のお客様レビュー
優雅で美しい
毎晩、盛大なパーティーを開く、大金持ち(らしいが謎に包まれた)ギャツビー。隣人ニックとの交流から明らかになる、彼の過去とは……?1920年代のアメリカを象徴する物語として長く愛されてきた、優雅で美しい物語。
fyu
読み終えるのに莫大な時間を使ってしまった。 それは、本を読むという行為に疲れた訳ではない。 今の自分の生活を保つのに必死であったからだ。 ところで、本の内容で言えば輪郭を掴むことができたが、それがピザなのか、リンゴなのか分からなかった、そんな気分だ。 誰もが憧れを持ち、教養を学び...
読み終えるのに莫大な時間を使ってしまった。 それは、本を読むという行為に疲れた訳ではない。 今の自分の生活を保つのに必死であったからだ。 ところで、本の内容で言えば輪郭を掴むことができたが、それがピザなのか、リンゴなのか分からなかった、そんな気分だ。 誰もが憧れを持ち、教養を学び、偏った輪郭で自分を形成し、成長をした気になっている。 そして、生まれた時から持ち合わせた情愛に翻弄されてしまうのが人間であると言った小説であった。 ギャツビーは自分をデイジーに相応しい人間であると装う為に、全てを差し出した。 それはある種の品格のようなものを示しているように主人公には思えた。 例えば、ギャツビーの口癖、オールドスポート、は彼が生まれた時から気高い人間であったことを示す言葉ではなく、彼が気高さを誇示し、自分を洗脳する為のいい文句であったのである。 しかし、ギャツビーの持つ信念や情愛は一貫していてとても鋭いものであった。それ故に主人公はギャツビーという人間に対して好感を覚えるわけだが。 話のスジとしては、権力に溺れることを恐れた、つまりは金銭に余裕のある環境ではなく自立をした正確な暮らしをしたい願った主人公が、気づいたら変わらずに金持ちに囲まれて豊かな暮らしを過ごしているというスジである。 そして、そこに住む人々は皆信念があり、思想があるが、それでも自分の中の情愛を抑えることはできない。 人は権力ではなく、人に好かれ翻弄させるのだ。 そんなことを極端に言えば書き記している小説であった。 車屋の奥さんが文句を言うシーン。 主人公はマンションから外を長め道を眺める。 外の世界との輪郭を鮮明にすることで自分との距離感を正確に保とうとするのだ。 そして、デイジーという人物もとても魅力的であった。 自分を美しく魅せるように生きてきたデイジー。 彼女のセリフの多くはとても丸みを帯びていてそれは生きているセリフと言うに相応しかった。 時間をかけすぎたため、もうそのセリフも思い出すことができないが。 そして、自分の情愛を失った、車屋の主人は、同じく情愛失ったギャツビーを射殺する。 愛を失うと言うことはしに等しいのか、果たして。 と、ここまでタラタラと書いてきたが、やはり表面をなぞるようにしか読めてないのだろうか。 それがピサであること、リンゴであることはわかるのだが、それを食べた気がしない。 時間をかけすぎたな。またいつか読み直したい。 そういえば村上春樹との接点に着いて述べてなかった。 やはりまず、印象として人だろう。 春樹の男性はフランス人で女性はアメリカ人だと前に言ったが、やはりそのルールの中で生きていたように思える。 そして、比喩。一見意味のない比喩が何となく理解できる、これをポストモダンとして昇華したのだとわかる。 愛と情熱、本質的に何かを弁えること。 まるで、太陽の西、国境の南のように、欠陥を隠すために補うために生活をし、生きていくことが人間の生活なのだとしたら、欠陥こそが人生を作り、それを生きていくことこそが人生と言えるのではなかろうか。
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この作品がめちゃくちゃ凄いことはわかるし、最後の文章を読み終えたあとは、長く息を吐いた(なんでそうしたのかわからないけど、その時はそうするしかないみたいに身体が反応した)。 だけど、この作品の本質みたいなものまでは掴めてる自信が無い。訳のわからないまま読み進めた文章もいくつかあ...
この作品がめちゃくちゃ凄いことはわかるし、最後の文章を読み終えたあとは、長く息を吐いた(なんでそうしたのかわからないけど、その時はそうするしかないみたいに身体が反応した)。 だけど、この作品の本質みたいなものまでは掴めてる自信が無い。訳のわからないまま読み進めた文章もいくつかある。それが“悔しい”というよりかは、“また今度”というテンションでいられていることは救いかもしれない。実際にきっと、何年後か(何ヶ月後かもしれない)にまた手に取ることになりそうな予感もある。 あまりに反寓話的な物語だけど、かなり実際的な、普遍性のあるメッセージを受け取れて、不思議な感覚も覚える。1920年代アメリカを生きたキャラクターから、現在を生きる自分に向けられた一種のエールのようなものに励まされることがあるとは。
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